イタリアのクリスマスシーズンに食べられる代表的なお菓子、パネトーネとパンドーロをご紹介します。
クリスマスが近づくとイタリアのお店にはクリスマス関連のお菓子がたくさん並びます。
なかでも、イタリアのクリスマスに欠かせないお菓子が「パネトーネ」と「パンドーロ」。
スーパーに行くと、各メーカーのパネトーネやパンドーロが山積みになっています。
最近では日本でも販売されているので、パネトーネやパンドーロを食べたことがあるって方も多いですよね。
パネトーネやパンドーロが気になる方のために、シンプルだけど美味しい!イタリアのクリスマスのお菓子「パネトーネ」と「パンドーロ」をご紹介します!
イタリアのクリスマスケーキはパネトーネとパンドーロ
日本でクリスマスケーキといえば、冬をイメージした生クリームの白いケーキが一般的ですよね。
ところが、イタリアには日本のようなクリスマスケーキはありません。
イタリアでクリスマスケーキにあたるものは、「パネトーネ」と「パンドーロ」という2種類の伝統的なお菓子。
どちらもブリオッシュやスポンジケーキのようなとってもシンプルなお菓子です。
クリスマスが近づくとスーパーには多種多様のパネトーネやパンドーロが山積みになります。
こんなに売れるの?と心配になりますが、心配無用!
パネトーネもパンドーロも、日本のクリスマスケーキのようにクリスマスの当日限定のお菓子ではないんです。

パネトーネやパンドーロが大好き!クリスマス前からクリスマス後まで、何度でも食べます。
どちらも日持ちがするので、クリスマスが過ぎると半額ほどに値下げされ、しばらくの間(イースターのコロンバが登場するあたりまで)店頭に並んでいたりします。
イタリアのクリスマスのお菓子①パネトーネ(Panettone)
パネトーネはブリオッシュ生地にドライフルーツが入ったドーム型のお菓子。
クラシックなものは、レーズンやオレンジピールなどのドライフルーツが入ったもの。
最近ではレーズンのみのもの、その他のドライフルーツが入ったもの、チョコレート入りのものなど、様々なパネトーネがあります。

ふわっした食感で、ケーキというよりもパンに近い感じ。
イタリアでは食後のデザートとしてワインに合わせて食べたり、カプチーノと一緒に朝食に食べたりします。
もちろん、おやつにもオススメ!
日本でもイタリアのスーパーで売っているパネトーネが手に入るので、気になる方はチェックしてみてください!
普通のパネトーネはもう食べた!という方はモンテ物産直営オンラインショップ ラーモイタリア でD&Gの缶入りパネトーネなど、スペシャルなパネトーネをチェックしてみてはいかがでしょう?
【国内50個限定】ドルチェ&ガッバーナの缶入り★シチリア産パネットーネ!
イタリアのクリスマスのお菓子②パンドーロ(Pandoro)
一方、パンドーロは、たまごとバターがたっぷり入った星形のお菓子。
ドライフルーツなどは入っておらず、シンプルなスポンジ生地で、パネトーネに比べるとずっしりした食感です。
市販のパンドーロには粉砂糖が別添えされていて、食べる直前にふりかけてスライスして食べます。

袋の中に粉砂糖を入れてシャカシャカ混ぜると粉砂糖がきれいにつくよ。
こちらはパンというよりもカステラに近いお菓子。
こちらもイタリアでは食後のデザートとして食べられることが多いですが、朝ごはんや紅茶やコーヒーなどと一緒におやつとして食べても美味しいですよ。
イタリアのスーパーに並んでいるのと同じパンドーロも、日本でも購入できます。
ぜひチェックしてみてくださいね。
パネトーネやパンドーロはいつ食べるの?
さて、イタリアのクリスマスのお菓子、パネトーネとパンドーロ、イタリアの人たちはいつ食べるのでしょうか?
日本ではクリスマスイブにクリスマスパーティーをして、クリスマスケーキを食べたりしますが、イタリアではクリスマス当日に家族で食事をします。
そのクリスマスディナーの食後のデザートの定番がパネトーネやパンドーロなんです。
でも、パネトーネやパンドーロを食べるのは、クリスマス当日だけではありません。
なんと、12月から1月にかけて(人によっては11月から3月ごろまで!)パネトーネやパンドーロを何回も食べるんです。
ちなみに、イタリアには、クリスマス前に12月1日から24日までカウントダウンをするアドベントカレンダーというアイテムがあります。
クリスマスまで毎日ワクワク過ごせるので、ぜひチェックしてみてください!
>>クリスマスまでの毎日を楽しむ「アドベントカレンダー」!
イタリア語のクリスマス用語をチェック!
イタリア語でクリスマスは Natale(ナターレ)といいます。
nataleとは「誕生、生誕」を意味する単語ですが、大文字のNで始まる「Natale」はキリストの生誕日=クリスマス(12月25日)を意味します。
それでは、クリスマスに関するワードをご紹介します。
- クリスマス = Natale(ナターレ)
- クリスマスツリー = Albero di Natale(アルベロ・ディ・ナターレ)
- サンタクロース = Babbo Natale(バッボ・ナターレ)
- メリークリスマス = Buon Natale(ブオン・ナターレ)
- クリスマスイブ = vigilia di Natale(ヴィジーリア・ディ・ナターレ)
どれも Natale(ナターレ)がついていますね!
おわりに
イタリアのクリスマスのお菓子、パネトーネとパンドーロをご紹介しました。
イタリアではパネトーネ派とパンドーロ派に分かれます。
最近ではどちらも日本のパン屋さんやお菓子屋さんでも見かけることが多くなってきたので、どちらが好みか食べ比べてみてください。
パネトーネやパンドーロに、イタリア料理でクリスマスをしたい!という方は、モンテ物産直営オンラインショップ ラーモイタリア でクリスマスメニューのおすすめ食材を探してみては?
クリスマス以外でも活躍するイタリア食材がたくさんあるので要チェックです!
ちなみに、イタリアではクリスマス翌日の12月26日はサント・ステーファノの日(Santo Stefano)で祝日。
クリスマスイブからサント・ステーファノの3日間は休業になるレストランやお店が多いので、クリスマス期間中にイタリアを旅行される方は、事前に情報収集をされることをおすすめします!