イタリア・トスカーナ州名産のパスタ、ピチ(pici)。
ピチは、もちもちとした弾力のある食感が魅力の極太麺で、何となく「うどん」に似ていています。
トスカーナで食べて、すっかりはまりました。
ピチの定番ソースは、アリオーネ。ピチ・アル・アリオーネ(Pici all’aglioine)はトスカーナのレストランの定番メニューです。
乾麺のピチでピチ・アリオーネを作ってみたのでレシピをご紹介します!
ピチ(Pici)を茹でる!
トスカーナのお土産屋さんに必ず置いてあるのが、乾麺のピチ。
お土産屋さんよりもスーパーの方が安いので、スーパーで買ってきました。
夏休みに作ってみようと思ってビックリ!なんと茹で時間が21~23分とのこと!(生パスタや半生タイプのパスタだと、茹で時間はもっと短いです。)
夏の暑い時期にはとても20分以上もパスタを茹でる気にはなりません。涼しくなるのを待って作ってみることにしました。
乾麺のピチも、もちろん太麺ではありますが、お店で食べた手打ちのピチに比べると細めです。
本当にもちもちした食感になるのか、少し不安でしたが茹でてみました。
23分茹でた後のパスタがこちら。左が茹でる前のピチ、右が茹でた後のピチです。
茹で上がりは、ひとまわり太くなっていました。
心配していた食感はというと、もちもち感バッチリです!
アリオーネとは?
ピチと言ったらアリオーネソース!
アリオーネソースに使われるアリオーネ(Aglione)というのは、トスカーナ産の大型にんにくのこと。
ちなみに、アリオーネは普通のにんにくアーリオ(aglio)のサイズが大きいものだと思われがちですが、大きな間違いです。
トスカーナで聞いたところ、アリオーネは普通のにんにくとは全く違うもので、味はまろやかで、臭みがなく、消化がいいのがトスカーナ産アリオーネの特徴なんだそうです。
ピチ・アリオーネの作り方
ピチのパッケージに書いてあった通りにピチ・アリオーネ(Pici all’aglione)を作ってみました。
それでは、アリオーネソースのレシピをご紹介します。
材料(4人分)
トマトの水煮・・・400グラム
アリオーネ・・・4かけ
オリーブオイル・・・大さじ4~5
塩・・・少々
*アリオーネは普通のにんにくで代用可。
*オリーブオイルはエキストラヴァージンオイルを使用。
作り方
① アリオーネ(またはにんにく)を2,3ミリの厚さにスライスし、フライパンにオリーブオイルを入れ、弱火で5分ほど炒める。
② フライパンにトマトの水煮を入れ、塩をふたつまみほど加えて弱火で20分ほど煮込む。
③ ピチを茹でる。
④ ピチが茹で上がったら水を切ってフライパンに入れ、ソースをからめる。
⑤ 仕上げにオリーブオイルを少しかけて、出来上がり!
おわりに
乾燥ピチのパッケージに記載されていたレシピでピチ・アリオーネを作ってみました。
ピチの弾力があるモッチモチの食感に、にんにくの香りがきいたシンプルなトマトソースが良く合います。
乾麺でも美味しかったですが、やはり手打ちの生パスタは違いますね。
いつか手打ちのピチを作ってみたいと思います。
うどんのようなもちもちの食感が特徴のピチは、日本人好みのパスタだと思います。
ぜひ一度食べてみてはいかがでしょう?