北イタリア、ヴェネト州の港町キオッジャ(Chioggia)。
『小さなヴェネツィア(la piccola Venezia)』と呼ばれるキオッジャの旧市街へ行ってきました。
夏はビーチでバカンスを楽しむ人々でにぎわうキオッジャ、シーズンオフの冬の間はとても静か。
訪れたのは2022年の年末。
クリスマス明けで閉まっているいるお店も多く、静かというより閑散とした感じでしたが、ゆっくり街歩きを楽しむことができました。
もちろん、港町ならではのシーフード料理も楽しんできました。
それでは、小さなヴェネツィアと呼ばれるキオッジャの旧市街の街並みと美味しいシーフード料理をどうぞ!
小さなヴェネツィア【キオッジャ】の旧市街① カナール・ヴェーナ
ヴェネツィアの南に位置する小さな島にあるキオッジャの旧市街。
旧市街の真ん中を通る運河、カナール・ヴェーナ(Canal Vena)沿いの風景は、ヴェネツィアによく似ています。
『小さなヴェネツィア』と言われているのも納得です。
この運河沿いにある魚市場(写真の左側)はキオッジャの見どころのひとつ。
残念ながら今回は時間が遅かったため閉店間際のお店が多く、ずらりと並ぶ新鮮な魚介類を見ることはできませんでした。
(残り物の魚を狙っているカモメはたくさんいましたが。)
小さなヴェネツィア【キオッジャ】の旧市街② コルソ・デル・ポポロ
カナール・ヴェーナを歩いたら旧市街のメインストリート、コルソ・デル・ポポロへ。
キオッジャの旧市街への入り口、サンタ・マリア門(またはガリバルディ門)。
ヴェネツィアの象徴、翼のあるライオンのレリーフが特徴的です。
この門のすぐそばにあるのが、キオッジャのドゥオーモ(サンタ・マリア・大聖堂)。
残念ながら閉まっていて内部を見学することはできませんでした。
メインストリートに、商店やバール、市役所、教会などが並んでいます。
こちらは、サンジャコモ教会。
教会内部を見学することができました。
サンジャコモ教会を後にしたら市役所の先にあったのがサンタンドレア教会。
さらに進んで港の手前にかかるヴィーゴ橋の向こうには、サンタクローチェ教会がありました。
橋と運河と教会の組み合わせ、ヴェネツィアにそっくりです。
コルソ・デル・ポポロからは外れますが、ヴィーゴ橋を渡って直進し、さらに橋を渡ったところにはサンドメニコ教会がありました。
キオッジャのメインストリートのコルソ・デル・ポポロ。
シーズンオフ、しかも12月末に行ったので、閉まっているお店が多かったですが、観光客も少なく、ゆっくり街並みを楽しむことができました。
キオッジャのレストラン【Ostaria N. 2】
キオッジャ出身の知り合いが「キオッジャで一番のレストランはここ」と教えてくれた、エル・ガット(El Gato)に行きたかったのですが、残念ながらこの日は休業日。
トイレ休憩を兼ねて入ったカフェでお店の人に教えてもらったオステリアN.2(Osteria N.2)というレストランへ行きました。
(カフェの店員さんたちもエル・ガットがキオッジャで一番だと言っていましたよ。)
階段を上がった2階の店内は明るい雰囲気。
アンティパストに頼んだのがガンベロ・ロッソ(赤エビ)のタルタル。
赤エビの旨味を生かしたシンプルな味付けで美味しかったです。
そして、ミニ・フリット・ミスト。
セコンドにもフリット・ミストがありましたが、ちょっとつまみたかったのでミニサイズを頼みました。
新鮮なシーフードのフリットは港町ならでは。とっても美味しかったです。
アンティパストにタルタルとフリットを選んだので、セコンドではなく、プリモを注文。
私が選んだのは、Strozzapreti alla pescatora、ストロッツァプレーティというショートパスタの漁師風。
ねじれた形のパスタに、魚介の旨味たっぷりのトマトベースのソースがよく絡んで美味しかったです!
お店に入ったときはお客さんが一組しかいませんでしたが、パスタが運ばれてくるころには、店内は満席。
他のテーブルを見ても、アンティパスト数品とパスタを食べているお客さんが多かったです。
小さなヴェネツィア、キオッジャはかわいらしい町だった!
小さなヴェネツィアと呼ばれる美しい港町キオッジャ。
運河沿いの風景はヴェネツィアそっくり。
夏場はどんな感じか分かりませんが、冬のキオッジャは、観光客や観光客目当てのお店が立ち並ぶヴェネツィアとは違って、静かな雰囲気が魅力でした。
キオッジャへのアクセスはグーグルマップでチェックしてみてくださいね。
かわいらしい町キオッジャに行ったら、美味しいシーフード料理もぜひ!
今度はハイシーズンを避けて秋ごろ行ってみたいです。