ヴェネツィアからの観光におすすめの世界遺産「ドロミテ地方」の冬景色をご紹介します。
ドロミテ地方は、イタリア北東部にある山岳地帯で、彫刻のように荒々しく美しい山並みが特徴で、世界中の観光客に人気があります。
雄大な大自然が広がるドロミテ地方は、日本でも人気がありますね。
ちなみに、日本では「ドロミテ」と呼ばれていますが、イタリア語ではDolomiti(ドロミーティ)といいます。
ドロミテでは絶景を楽しめるだけでなく、トレッキングやハイキングにサイクリング、冬はスキーと、スポーツも楽しめます。
それでは、ドロミテ地方の冬の絶景をご紹介したいと思います。
ドロミテ観光の拠点「コルティーナ・ダンペッツォ」
ドロミテ地方の中心部、コルティーナ・ダンペッツォ(Cortina d’Ampezzo)。
コルティーナ・ダンペッツォは、イタリア有数の高級リゾート地としても有名で、特に夏や年末年始のバカンスシーズンには、イタリアのみならず世界各国から著名人がたくさん訪れます。
ドロミテ地方の山歩きやスキーの拠点となるコルティーナ・ダンペッツォでは、ロープウェイを使って近くの山の山頂まで行ったり、街を散策したり、楽しみ方はさまざまです。
チェントロには、山歩きを楽しむ人やスキー客だけでなく、ドレスアップして優雅に歩いている人が入り混じっていて、不思議な光景です。
メインストリートにはおしゃれなお店が並んでいるので、アウトドア派でない方も、ショッピングを楽しんだり、バールやカフェで優雅に過ごしたりして楽しむことができます。
この通りにはケーキやお菓子が美味しいお店もあるので、ゆっくりティータイムを楽しんでもいいですね。
写真は、メインストリートにある町のシンボルの教会と鐘楼。もう2月だというのに、まだクリスマスの飾り付け(?)が残っていました。
ドロミテの美しい湖「ミズリーナ湖」
ドロミテ地方で最も有名な湖と言えば、ミズリーナ湖(Lago di Misurina)でしょう。
湖畔の黄色いホテルとその奥にそびえたつ岩山をバックにしたこの湖の写真、どこかで見たことがある方も多いかと思います。
ドロミテ地方をツアーで訪れる方は必ず立ち寄るスポットです。
冬のミズリーナ湖はというと、あたり一面雪景色。
そして、湖は全面氷結します。(写真の下半分がすべて湖。完全に凍っています。)
一面銀世界の絶景の中、スケートを楽しんだり、湖の上を歩いたりして楽しむことができますよ。
雄大な岩山「トレ・チーメ」
一般的に短縮して「トレ・チーメ」と呼ばれるトレ・チーメ・ディ・ラヴァレード(Tre Cime di Lavaredo)。
トレ・チーメはドロミテにある標高3,000メートル弱の岩山郡で、トレ・チーメのまわりはハイキングやトレッキングコースとして人気があります。
力強い絶壁の岩山が特徴のトレ・チーメ、冬は雪化粧した美しい山の景色を楽しめます。
今回はラッキーなことに、夕焼けに染まったトレ・チーメを見ることができました。
夕暮れ時、山が赤く染まった瞬間が一番の絶景かもしれません!
氷結!「ランドロ湖」
コルティーナ・ダンペッツォからドッビアーコへ向かう道中にある小さな湖、ランドロ湖(Lago di Landro)。
先ほどのトレ・チーメの絶景写真は、このランドロ湖の付近で撮影しました。
ランドロ湖も氷結していましたが、湖を歩いている人はほとんどいませんでした。
ドロミテ地方はサイクリングを楽しむ人たちにも人気なのですが、冬の間はサイクリングロードがクロスカントリースキー場となります。
ランドロ湖のまわりでもクロスカントリースキーを楽しんでいる人がたくさんいました。
おわりに
世界遺産ドロミテの冬の絶景をお届けしました。
冬のドロミテは、夏とはまた違った美しい景色を楽しむことができます。
ドロミテ地方へは交通アクセスが悪いので、ヴェネツィアからの日帰りツアーなどを上手に利用するのがおすすめです。
日程に余裕があれば、ドロミテの観光の拠点となるコルティーナ・ダンペッツォに何泊かしてゆっくり回るのもいいですね。
ぜひ雄大な大自然を楽しみに行ってみてはいかがでしょう?