ヴェネツィアからの日帰り旅行先として人気のある、ヴェネト州の美しい古都、バッサーノ・デル・グラッパ(Bassano del Grappa)でおすすめの2つのスポットをご紹介します。
バッサーノ・デル・グラッパは、ヴェネツィアから電車で1時間ほどで行けることもあり、ヴェネツィアからの日帰り旅行先としても最適です。
バッサーノ・デル・グラッパといえば、この町の特産品である蒸留酒 グラッパ(Grappa)。
グラッパと美しい街並みを楽しみに、世界中からたくさんの観光客が訪れます。
そんなバッサーノ・デル・グラッパに行ったらぜひ訪れたいのがグラッパ博物館(Museo della Grappa)!
今回は、バッサーノ・デル・グラッパにあるグラッパ博物館、そしてこの町で一番人気のバール、ナルディーニ(Nardini)をご紹介します!
グラッパ博物館(POLI Museo della Grappa)
バッサーノ・デル・グラッパのシンボル、ポンテ・ヴェッキオ(Ponte Vecchio)のすぐ近くにあるグラッパ博物館。
グラッパの一大メーカーのひとつ、POLI(ポーリ)社の博物館です。
うれしいことに入場料無料。
小さな博物館ですが、誰でも自由に見学することができます。
博物館に入るとすぐにグラッパの歴史や製造工程の展示があります。
また、グラッパの製造に使用される蒸留器なども多数展示されていて、とても興味深いです。
ただし、説明はイタリア語と英語のみ。よく分からない!という方も安心してください。
一通り展示を見て進むと、テレビとベンチが並んだビデオルームがあります。
ここでは、グラッパの歴史や製造工程などを説明したビデオを見ることができるのですが、いくつかある言語の中に日本語もあります(2018年現在)!
さて、ビデオを見た後に続く部屋では、いろいろな種類のグラッパの香りを体験できるようになっています。
このように並んだ筒のそばにあるボタンを押すと、プシューと香りが出てきます。
好みのグラッパを探すことができるかも?と思うかもしれませんが、けっこう強い香りが出てくるので、覚悟してボタンを押してくださいね。
香り体験コーナーの後には、ショップがあります。
ショップには、いろんな種類のグラッパが並んでいて、スーパーには置いていないようなものもあります。
高級感あふれるグラッパから、お土産用の小さなボトルのセットまであります。
また、ショップには試飲コーナーがあり、気になるグラッパを試飲することもできますよ。
<POLI Museo della Grappa>
住所:Via B. Gamba, 6, 36061 Bassano del Grappa VI
名物バール、ナルディーニ(NARDINI)
グラッパ博物館でグラッパのお勉強をした後は、バッサーノ・デル・グラッパで最も有名なバールへ行ってみてはいかがでしょう?
創業1779年、老舗の蒸留所ナルディーニ(NARDINI)のバール。
グラッパ博物館を出てバッサーノ・デル・グラッパ名物の橋、ポンテ・ベッキオの橋のたもとにあります。
グラッパをはじめとした多くの種類の蒸留酒が並ぶカウンターで、お好みのグラッパやリキュール、スプリッツを楽しむことができます。
テーブルに座って一休みするのもよし、立ち飲みするのもよし。
おすすめは、Mezzo e Mezzo というカクテル(2.2ユーロ)。
ほとんどの人が飲んでいるので、ぜひお試しください。
ノンアルコールのカクテルもあるので、お酒が飲めない方はそちらを。
もちろん、グラッパなどの販売もしているので、気に入ったものがあればお土産にしてもいいですね。
バッサーノ・デル・グラッパで一番人気のバールなので、観光シーズンなどは、店内も大混雑、バールの外までグラスを持った人があふれます。
<Nardini al Ponte>
住所: Ponte Vecchio, 15, 36061 Bassano del Grappa VI
おわりに
バッサーノ・デル・グラッパに行ったら外せない「グラッパ博物館」と名物バール「ナルディーニ」をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
ちなみに、バッサーノ・デル・グラッパという町の名前は、お酒のグラッパではなく、グラッパ山が由来。
グラッパ山(グラッパ)の(デル)麓(バッサーノ)という意味の名前の町なんです。
バッサーノ・デル・グラッパはヴェネツィアからの日帰り旅行に最適!
バッサーノ・デル・グラッパへは電車で日帰り旅行をしてもいいですし、ヴェネツィアからのオプショナルツアーを利用するのもおすすめです。
バッサーノ・デル・グラッパに行ったら、ぜひグラッパ博物館の見学と名物バールでグラッパを楽しんでみてください!
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