イタリア北東部にある世界遺産ドロミテ地方(dolomiti)。
岩肌むき出しの迫力満点の山々や美しい湖が点在する、イタリアでも人気の観光地です。
車やケーブルカーで行くことができる絶景スポットもたくさんありますが、ドロミテ地方で人気のアクティビティがハイキングやトレッキング。
ドロミテ地方には、3000メートル級の山を登るコースから、麓のハイキングコースまで、さまざまなコースがあり、雄大な自然を味わうことができます。
今回は、ドロミテ地方にある神秘の湖、ソラピス湖(lago di sorapis)をご紹介します。
ドロミテ地方の神秘の湖:ソラピス湖(lago di sorapis)
世界遺産ドロミテ地方にある美しい湖のひとつ、神秘の湖とよばれるソラピス湖(lago di sorapis)。
この湖の魅力は、美しい水色。
スマホで撮った写真です!
絵の具やペンキで色付けしたのでは?と思うほど鮮やかな水色の湖です。
ソラピス湖へは、車やケーブルカーではたどり着けません。
山歩きは苦手ですが、どうしてもこの美しい水色の湖を見てみたい!と、行ってみることにしました。
山歩きって大げさに言うけど、子供も歩いてたよ。
それでは、わたしが経験したトレッキングコースをお伝えしていきたいと思います。
ドロミテでトレッキング!神秘の湖、ソラピス湖へ
ソラピス湖(lago di sorapis)へのトレッキングコースをご紹介します。
ソラピス湖へのトレッキングコースはいくつかありますが、わたしが歩いたのは、215番のコース。
コルティナ・ダンペッツォとミズリーナ湖の中間地点に位置する、パッソ・トレ・クローチ(Passo Tre Croci)からスタートです。
平坦な森の中の道を歩いて行くと、だんだん景色が開けてきてドロミテの山々が見えてきます。
最初は、それほど急なアップダウンはなく、絶景を楽しむ余裕もありました。
ですが、進んでいくと、岩肌から水がわき出ているところや、崖沿いにロープを頼りに歩く部分もあり、山登り初心者のわたしにはけっこうハード。
必死に歩いたので写真があまり取れていません。
水分補給を兼ねて休憩しながら歩くこと約2時間。
山小屋に到着!!!
山小屋の標高は1926メートル。
まだソラピス湖は見えません。
この山小屋から少し進んでいくと、ソラピス湖に到着!
水色の湖が目の前に広がります!
本当に自然の色?っていうらい鮮やかな水色!
正面に見える岩山は、神の指(Dito di Dio)と呼ばれています。
出発からソラピス湖までちょうど2時間かかりました。
歩き慣れている人なら1時間半くらいで到着できるそうです。
湖の周辺を歩いた後、湖のほとりにレジャーシートを広げて、持ってきたパニーニを食べながらひと休み。
うっとりするほど美しい湖を眺めながら、食べるパニーニは格別です。
休んでいると、空の色がどんどん変わってきて、急に寒くなってきました。
山の天気は変わりやすいからね。
雨が降ったりしたら大変!慌てて出発しました。
同じコースを歩き、パッソ・トレ・クローチ(Passo Tre Croci)へ戻りました。
往復4時間弱。山歩き初心者でもなんとか歩けましたが、疲れました。
次の日、筋肉痛で動けませんでした。
それでも、「また行ってみたい!」と思える素敵な湖でした。
ソラピス湖への行き方
ソラピス湖へ215番コースを歩く場合、 パッソ・トレ・クローチ(Passo Tre Croci)が出発点になります。
パッソ・トレ・クローチへは、コルティーナ・ダンペッツォから車またはバスで行くことができます。
出発後、まわりのハイキング客と一緒に歩いて行けばたどり着けます。
ソラピス湖まで歩くための準備
わたしが歩いた215番のコースは、それほど難しいコースではありません。
スニーカーでも歩けますが、トレッキングシューズがあると安心です。
わたしがソラピス湖に行ったときの服装はこんな感じ
- トレッキングシューズ
- Tシャツ
- マウンテンパーカー
- マウンテンパンツ
- 手袋
- タオル
- リュック
山の天気は変わりやすいので、防水ができ、防寒着としても使えるマウンテンパーカーは必須です。
8月中旬に行きましたが、到着するまでは少し汗をかく程度、帰り道は10℃以上温度が下がってとても寒く、手袋も使いました。
水分、お弁当のパニーニなど食料もお忘れなく!
おわりに
ドロミテ地方の神秘の湖、ソラピス湖をご紹介しました。
山歩きが苦手なわたしでも、2時間ほどでたどり着くことができました。
(ちいさな子供も軽々と歩いていたので、山歩きに慣れた方なら余裕かもしれません。)
山小屋から少し歩いて、湖が見えたときの感動は忘れられません!
道中も絶景が楽しめるので、いつかまた行ってみたいと思います。