イタリア北部、トレンティーノ=アルト・アディジェ州ボルツァーノ自治県にある美しい古都、ブレッサノーネ(Bressanone)。
世界遺産のドロミテ地方や、南チロル地方を旅する人たちに人気のかわいらしい町です。
ブレッサノーネではドイツ語が飛び交い、オーストリア風の建物が立ち並び、「ここはイタリア?」と不思議な気分になります。
それでは、ちいさくてかわいらしい町、ブレッサノーネの魅力をお伝えします。
ブレッサノーネの街並みを歩く
オーストリアとの国境に近い南チロル地方にあるブレッサノーネは、街並みもオーストリア風。
どこからも山が見えるブレッサノーネの旧市街には、品のある落ち着いたパステルカラーの建物が並びます。
イタリアにいながらイタリアらしさを感じない不思議な雰囲気です。
お店やレストランが並ぶ旧市街は、整備されていて、とても清潔!
治安もいいので、安心してゆったりと街歩きを楽しめます。
いい意味でイタリアらしくない町です!
ブレッサノーネの見どころが集中するドゥオーモ広場
ブレッサノーネのみどころは、ドゥオーモのあるドゥオーモ広場に集中しています。
ドゥオーモ広場にどっしりと建つのが、2つの黄色い鐘楼がかわいらしいドゥオーモ(Duomo di Bressanone)。
かわいらしい外観のこのドゥオーモ、内部は豪華絢爛。
モーツァルトが少年時代に演奏したといわれるパイプオルガンもあります。
また、ドゥオーモ付属の回廊もとても美しく、見応え抜群です!
ドゥオーモの隣にあるのが、サン・ミケーレ教会(Chiesa di San Michele/Parrocchia di Bressanone)。
上の写真でドゥオーモの隣に見える尖塔のある教会です。(教会本体は木で隠れちゃってますが。)
サン・ミケーレ教会は外観も内部もドゥオーモと比べると質素。
シンプルながらイタリアらしいフレスコ画が美しいです。
こちらは、ドゥオーモ広場に面した市庁舎。
緑のとんがり屋根がとってもかわいらしいです。
見どころの集まるドゥオーモ広場のまわりの街並みも素敵です!
ブレッサノーネのおすすめグルメ!スペック!
南チロル地方のおすすめグルメは、ずばりスペック(speck)!
スペックは、この地方名産の生ハムの一種。
燻製した後に熟成させてつくられるスペックは、プロシュートよりも固く、とても香ばしいのが特徴です。
オススメなのは、こちらのお店 Tito Speck – Il Maso dello Speck。
イタリアの他の地方では見かけない珍しい部位のスペックや、イノシシのスペックなどもあります。
生ハムやサラミ類、チーズがおすすめですが、2階はワインやビール売り場になっていて、ワイン好きにはたまらないワインが並んでいます。
住所:Via Ponte Aquila, 1/A, 39042 Bressanone BZ
ドゥオーモ広場からすぐ
ドゥオーモ広場から、サン・ミケーレ教会の裏手にあります。南チロル地方の他の街にも店舗あり。
ドイツ語が飛び交う町、ブレッサノーネ
南チロル地方はオーストリアとの国境近くにあるため、多くの人がドイツ語を話します。
この地方では、道路標識もレストランやお店でもドイツ語とイタリア語の2か国語表記。
ブレッサノーネの町でもイタリア語よりもドイツ語をよく耳にします。
ちなみに、ブレッサノーネのドイツ語表記はBrixen(ブリクセン)です。
イタリアにいながら町ではドイツ語が飛び交うので、不思議な感覚です。
ブレッサノーネへの行き方
ブレッサノーネへはボルツァーノから車で40分、電車で30分。
オーストリアからも電車で行くことができます。
おわりに:ブレッサノーネは夏も冬も楽しめる!
イタリアにいながらオーストリアの雰囲気を味わえるブレッサノーネをご紹介しました。
ブレッサノーネは小さな町ですが、魅力たっぷり。
ブレッサノーネは夏は山のバカンス、冬はスキーやクリスマスマーケットと、年間を通していろんな楽しみ方ができる素敵な町です。
特に、南チロル地方独特の雰囲気が味わえるクリスマスマーケットは人気で、毎年多くの観光客が訪れます。
ブレッサノーネから3キロほどのところにあるワインで有名なノヴァチェッラ修道院もおすすめです!