イタリア最北のワイン生産者、ノヴァチェッラ修道院(アッバツィア・ディ・ノヴァチェッラ)をご紹介します!
イタリア北部の州、トレンティーノ=アルト・ アディジェ州にあるノヴァチェッラ(Novacella)という小さな町。
この町にある由緒ある修道院、ノヴァチェッラ修道院(Abbazia di Novacella)は、イタリア最北のワイン生産者、そして、世界最古のワイナリーのひとつなんです。
ということもあり、ブドウ畑の中にポツンと立つ修道院へは、観光というよりワイン目当てで訪れる人がほとんど!
敷地内には、ノヴァチェッラ修道院のワインが試飲できるエノテカや、ワインと一緒に郷土料理が楽しめるレストランもあります。
もちろん、修道院や大聖堂などの見学もおすすめ!
観光もワインも楽しめる、ノヴァチェッラ修道院の魅力をお伝えします。
ノヴァチェッラ修道院(Abbazia di Novacella)
ノヴァチェッラ修道院の案内板です。
敷地の中には小さなお城、大聖堂、修道院などがあります。
ワインが目当てですが、まずは敷地内を観光します。
入り口にあるのがお城。閉まっていて中へは入れませんでした。
左側にはエノテカやレストランがありますが、とりあえず修道院内を散策します。
門をくぐると、中庭があります。うしろに見える三角屋根の建物が大聖堂(Basilica)です。
大聖堂内部を見学。豪華です。
修道院の回廊も美しい。
見学ツアーに参加しないと見学できない場所があるようでしたが、十分満足できました。
敷地内は迷路のようでしたが、見事な大聖堂や回廊、そして周りを取り囲むブドウ畑を見ながら1時間ほど散策しました。
ノヴァチェッラ修道院のエノテカでワインの試飲&購入
エノテカは、敷地の入り口近くにあります。
ノヴァチェッラ修道院は、古いだけでなく、とても評価の高い名門ワイナリー。
香り豊かな数種類の白ワインも人気ですが、赤ワインのピノ ネロ リゼルヴァ(Pinot Nero RISERVA)が特に有名です。
白ワイン、赤ワイン、デザートワインがずらりと並びます。
こちらが試飲コーナー。
ノヴァチェッラ修道院のエノテカの試飲は有料。
レジで試飲用カードを購入し、試飲機で好きなワインを購入するシステムです。
料金はワインの種類によって異なり、50セント、1ユーロ、2ユーロ。
試飲機に銘柄と値段が表示されています。(デザートワインが2ユーロでした。)
試飲カードは、1ユーロから5ユーロまであり、デポジットが2ユーロでした。(カード返却時に2ユーロ戻ります)
ケルナー(Kerner)のデザートワインが絶品でした!
お目当ての ピノ ネロ リゼルヴァ(Pinot Nero RISERVA)は完売で手に入らなかったのですが、白ワインとケルナーのデザートワインを購入。
ショップにはワインのほか、特産のリンゴなどの果物を使ったジュースやジャムなども売っているので、お酒を飲まない方へのお土産も見つかると思います。
ノヴァチェッラ修道院にあるレストランもおすすめ
ノヴァチェッラ修道院にはレストランもあります。
レストランの外に、たくさんテーブルが並んでいました。
イタリア人は屋外で食べるのが好きなんですよね。
外のテーブルは満席だったので、レストラン内で食事をすることにしました。
この地方名産の生ハムやサラミ、チーズの盛り合わせ。
分厚い生ハムも美味しかったですが、チーズにつけて食べるジャムが美味しかったので、ショップでお土産に買いました。
もちろんワインはノヴァチェッラ修道院のワイン。
白ワイン、ミュラー・トゥルガウ(Muller Thurgau)と一緒にいただきました。
ノヴァチェッラ修道院の基本情報
ノヴァチェッラ修道院は、ボルツァーノから40キロほど、ブレッサノーネから3キロほどのところにあります。
住所 | Via Abbazia, 1, 39040 Novacella BZ |
電話番号 | 0472 836189 |
公式サイト | https://www.kloster-neustift.it/en/ |
営業時間 | 10:00-17:00(日曜定休)*公式サイトより |
車での移動が便利です。
公共交通機関を使う場合は、ボルツァーノからブレッサノーネへ電車移動、そこからバス、タクシー、徒歩移動となります。
おわりに
ブドウ畑に囲まれたノヴァチェッラ修道院。
イタリア最北、世界で最も古いワイナリーのひとつで作られるワインは評価が高いそうです。
赤ワインのピノ ネロ リゼルヴァ(Pinot Nero RISERVA)が特に有名です。白ワインはどれも美味しいですよ。
食事をしなければ、敷地内を散策して、ワインの試飲やショップでの買い物を楽しんで2~3時間もあれば楽しめると思います。
イタリアワイン好きの方におすすめのノヴァチェッラ修道院。
世界遺産のドロミテ地方や南チロル地方を旅行するなら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。