イタリアの アペリティーボ(Aperitivo)という習慣について以前ご紹介しました。
このアペリティーボはトリノが発祥とされています。
今回は、トリノのアペリティーボについて、体験リポートとともにご紹介します。
発祥の地トリノのアペリティーボ
「ディナーの前にバールやカフェで軽食をつまみながらお酒を軽く飲む」というのがイタリアの アペリティーボ。
軽食といっても、ポテトチップス や ナッツ、野菜スティック 、小さなサンドウィッチ や ピザ などの おつまみが一般的です。
ところが、アペリティーボ発祥の地 トリノ では、その軽食の内容が 超豪華 なんです!
おつまみとはいえません。種類も量も豊富で夕食代わりになってしまうほどです。
トリノのアペリティーボは豪華なので、アペリティーボ(Aperitivo)と チェーナ(Cena)で、アペリチェーナ(Apericena)などと呼ばれることもあるそうです。
トリノの老舗カフェでアペリティーボ
以前トリノを訪れたとき、トリノでしたいことの一つが アペリティーボ でした。
トリノの老舗カフェ でアペリティーボをしたのでその様子をご紹介したいと思います。
Caffe` Fiorio(カフェ フィオーリオ)
1780年創業の老舗カフェ。
かつて貴族や政治家、文化人が集まったといわれるトリノの名物カフェの一つです。
こちらのカフェはジェラートが有名らしいのですが、ジェラートは食べず、アペリティーボをしてきました。
豪華な店内に入るのは少し勇気がいりましたが、入ってみるととても親切なカメリエーレが案内してくれました。
「何を飲もうかなあ」と悩んでいたところ、カメリエーレが「あなたのイメージでカクテルを作りましょうか?」と提案してくれました!
出てきたカクテルはこんな感じ。
おしゃれです!
味は、フルーティーでおいしかったです。1杯7ユーロでした。
そして、店内に置かれた大きなテーブル。
テーブルにはチーズ、一口サイズのキッシュ、ミニピザ、ピクルス、オリーブ、生ハム、ソーセージ、野菜などなど・・・。
雰囲気も抜群で、期待していた以上でした!!!
ドリンクを1杯頼めば、すべて 食べ放題 !
こんな種類豊富なオードブルが食べ放題なので、とってもお得!
この後、ディナーの予定があったので控えめにお皿に盛ったはずが、おなかがいっぱいになってしまいました。。。
Caffe` Roberto(カフェ ロベルト)
すっかりトリノのアペリティーボが気に入ったので、翌日、地元の人にすすめられた別のカフェ、Caffe` Roberto(カフェ ロベルト)に行ってみました。
こちらのアペリティーボはカフェ・フィオーリオよりは控えめな感じでした。
カフェ・フィオーリオの方が豪華で雰囲気がありました。
この日はディナーの予定がなかったので、思う存分食べて アペリチェーナ としました!
おわりに
老舗カフェでゴージャスなアペリティーボを楽しむのもよし、最新のカフェでおしゃれなアペリティーボを楽しむのもよし!
トリノに行ったらぜひアペリティーボを体験してみましょう。
ディナーの予定がある場合は、食べ過ぎにご注意くださいね。