男子フィギュアスケート・オリンピック2大会連続金メダルの羽生結弦選手のエキシビション使用曲「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」をご紹介します。
「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」は、羽生結弦選手が16-17年、17-18年シーズンにエキシビションで使用した楽曲。
2018年の平昌オリンピックで金メダルを獲得した後のエキシビションで使用し、話題になりましたね。
オリンピックのエキシビションを見ていて「この曲イタリア語だ!」と思った方も多いのでは?
この曲は、イタリアの男性ユニット Il VOLO(イル・ヴォーロ)の「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」。
原題は「Notte Stellata(The Swan)」です。
それでは、羽生選手の優雅なスケーティングを盛り上げる素敵な楽曲「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」と、この曲を歌っているイル・ヴォーロについてご紹介していきます!
イタリアのヴォーカルトリオ「Il VOLO(イル・ヴォーロ)」
イル・ヴォーロは、イタリアの三人組ユニット。
メンバーは、Gianluca Ginobule(ジャンルカ・ジノーブレ)、Ignazio Boschetto(イニャツィオ・ボスケット)、Piero Barone(ピエロ・バローネ)。
3人とも1990年代生まれで、ジャンルはオペラ・ポップ(?)。
クラシックのカバーからオリジナル曲まで歌いこなすイケメンオペラ歌手トリオです。
イタリアの人気オーディション番組をきっかけに2009年にユニットを結成。
2010年にアルバム「IL VOLO」(イル・ヴォーロ)でデビュー、2011年に世界デビューしました。
世界デビュー後、アメリカ、ヨーロッパ、南米、オーストラリアなど、世界中の国で人気になったのですが、当初イタリアではあまり知られていなかったそうです。
そんなイル・ヴォーロですが、2015年にイタリア最大の音楽の祭典、サンレモ音楽祭で優勝したことでイタリアでも人気に。
ちなみに、サンレモ音楽祭で歌われた曲「Grande amore(グランデ アモーレ)」が彼らの代表曲。
サンレモ音楽祭で優勝した直後は、イタリア中のテレビやラジオでこの曲がよく流れていましたよ。
ところで、ユニット名の IL VOLO(イル・ヴォーロ)のVOLOはイタリア語で「飛ぶこと」という意味。
見事に世界に羽ばたいた彼らのイメージにぴったりですね。
Notte Stellata(ノッテ・ステラータ)ってどんな曲?原曲は?
イタリア語で「Notteは夜」、「Stellataは星をちりばめた」という意味。
日本語では「星降る夜」というタイトルがついています。
原題「Notte Stellate(The Swan)」にもあるように、原曲はフランスの作曲家サン・サンースの「白鳥」です。
イル・ヴォーロの「ノッテ・ステラータ」は、バレエでおなじみのこの名曲にイタリア語の歌詞をつけたものです。
この曲は浅田真央さんら多数の選手を育てた名コーチ、タチアナ・タラソワさんが羽生選手に「ぜひこの曲で!」とプレゼントしたそうですね。
オリンピックのエキシビションでこの曲にのって、情感豊かに白鳥を演じる羽生選手のスケーティングはまるでバレエの演技のようで感動的でした。
ちなみに、この曲は、イル・ヴォーロのデビューアルバムの「イル・ヴォーロ」に収録されています。
「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」の内容は?
ご説明したとおり、「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」は「白鳥」にイタリア語の歌詞がついた楽曲です。
バレエで使用される原曲の「白鳥」は「瀕死の白鳥が湖で生きようとあがいて死を迎える」というストーリー。
では、イル・ヴォーロの「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」は?
ある夜、美しい月明かりが照らす湖のほとりで愛を語るという情熱的なラブソング!
まったく違うストーリーとなっています。
はたして、羽生選手はどんなイメージで演技しているのでしょうか。。。
イタリア語の勉強にもおすすめ
この曲は歌詞がとても聞き取りやすく、単語や表現も難しくないのでイタリア語を勉強中の方は何度か聞けば理解できるかと思います。
羽生選手のエキシビションを見ながら歌詞を覚えてみてはいかがでしょう。
そうえいば、学校でイタリア語を習っていた時に、流行曲を聞いて歌詞を書き取るというレッスンがありました。
この曲は、イタリア語の聞き取りの練習に最適です。
おわりに
羽生選手がエキシビションで使用したことで大注目の「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」とイタリア人ボーカルユニット、イル・ヴォーロ。
他にも素敵な楽曲がたくさんありますので、ぜひ聞いてみてください。
彼らの曲は歌詞が聞き取りすいのでイタリア語の勉強にもおすすめですよ!