水の都ヴェネツィアは、街の中に車がありません。
そんなヴェネツィアで車の代わりに人々の足となっているのが、船。
地元の人や観光客の足として知られるヴァポレットという水上バス、観光客に人気のゴンドラ、タクシー、そして、パトカーや救急車まで船!
ヴェネツィアを歩いていると、さまざまな船を見ることができます。
ヴェネツィアに行ったらぜひ見たいのが、水上で営業している八百屋さん。
今回はヴェネツィア名物、船の上の八百屋さんをご紹介します。
船の上の八百屋さんはどこにある?
船の上の八百屋さんが営業しているのは、サン・バルナバ広場(Chiesa di San Barnaba)とサンタ・マルゲリータ広場(Campo Santa Margherita)と間にある、プーニ橋(Ponte dei Pugni/げんこつ橋)の下。
ちなみに、サン・バルナバ広場は、映画「旅情」と「インディ
どちらも観たけど、個人的には「旅情」がおすすめです。
また、サンタ・マルゲリータ広場は、近くに大学などの教育施設が多く、学生が集まることで知られています。
げんこつ橋って?
船の上の八百屋さんがあるのは、ヴェネツィアでも有名な Ponte dei Pugni(ポンテ・デイ・プーニ)の下。
日本語では、プーニ橋、プニ橋や「げんこつ橋」と呼ばれていますね。
Ponteは橋、Pugniは拳やげんこつといった意味の単語 Pugnoの複数形だから、「げんこつ橋」なのね。
「げんこつ橋」という変わった名前の由来は、その昔この橋がケンカの舞台となったからだとか。
橋の上には、ケンカの様子を再現しているのか4人分の足跡があり、そこに足を乗せてケンカをする写真を撮る観光客もいますよ。
珍しい野菜が見つかるかも?
話はそれましたが、水上の八百屋さん、船の上で営業しているだけで普通の八百屋さんと変わりません。
野菜は量り売りで、通常の八百屋さんとの違いは、陸上から野菜を選んで注文して、船の上の店員さんが売ってくれるという点だけ。
イタリアならではでの珍しい野菜や果物もあるので、どんな野菜があるのか見てみてはいかがでしょう?
今回は、イタリアの代表的な冬野菜を2つ見つけました!
左下の紫と白のかわいらしい野菜は、ヴェネト地方特産の冬野菜「ラディッキオ」の王様、ラディッキオ・タルディーヴォ(Radicchio Rosso di Treviso Tardivo)。みずみずしくもカリッとした食感が魅力の野菜です。
右下の大きな玉ねぎのような野菜は、フィノッキオ(Finocchio)。玉ねぎのような形ですが、味はセロリに似ています。
海外の八百屋さんには、日本では珍しい野菜や果物があって楽しいですね。
日本と同じ野菜でもサイズが違ったりするので、おもしろいですよ。
おわりに
ヴェネツィアの船の上の八百屋さんをご紹介しました。
ヴェネツィアを歩いていると、バスやタクシーはもちろん、パトカーや救急車など、いろんな船を見ることができて、おもしろいです。
映画の舞台となった観光名所のサン・バルナバ広場にも近いので、ヴェネツィアに行ったら、ぜひ水上に浮かぶ船の上の八百屋さんをのぞいてみてはいかがでしょう?