ここ数回、世界遺産であるサンマリノ共和国やウルビーノをはじめとして、その周辺の町をご紹介してきました。
サンマリノ共和国やウルビーノが位置するエミリア・ロマーニャ州とマルケ州の間の地域には、小さくて素敵な町がたくさんあります。
エミリア・ロマーニャ州とマルケ州の間のモンテフェルトロ地方の小さな町、アドリア海沿いの町、など世界遺産サンマリノ共和国やウルビーノ近郊の町をまとめました。
おすすめポイントと、観光に必要な所要時間の目安、公共交通機関でのアクセスの良さを表記しているのでご参考にしてください!
2つの世界遺産
まずこの地域へ旅行に行こうとすると、メインとなるのがサンマリノ共和国とウルビーノでしょう。
イタリアにはたくさん世界遺産があるので、世界遺産をメインにその周辺の町を訪ねるというパターンも多いと思います。この地域を訪れるならサンマリノとウルビーノは必見です!
サンマリノ共和国(San Marino)
みどころ:山の上にそびえる旧市街と3つの塔
所要時間:1日
アクセス:★★☆ 電車でリミニまで、リミニからバスが出ています。
サンマリノ共和国は、イタリアの中にある世界で5番目に小さな、世界最古の共和国です。
入国審査等はないですが、パスポートを持っていけば、観光案内所で記念のスタンプを押してもらえます!
サンマリノはショッピングも魅力です!「なぜ?」というような不思議なお土産がたくさんあって面白いです。
ウルビーノ(Urbino)
みどころ:ドゥカーレ宮殿と様々な芸術作品
所要時間:1日
アクセス:★★☆ 電車でペーザロまたはファーノまで、ペーザロまたはファーノからバスが出ています。
モンテフェルトロ地方の小さな町
緑の部分がモンテフェルトロ地方(Montefeltro)です。(フロンティーノ(Frontino)でもらった地図のため、フロンティーノが強調されています。)
サンマリノ共和国もモンテフェルトロ地方にありますね。
この地方は自然豊かで、とても美しい小さな町がたくさんあります。
公共交通機関でのアクセスが悪いので、車を利用していくつかまとめて回るのがおすすめです。
サンレオ(San Leo)
みどころ:サンレオ城
所要時間:3時間
アクセス:★☆☆ リミニからバスを乗り継いでいくことができます。
映画「ルパン三世カリオストロの城」の舞台となった町です。サンレオ城は必見!
カルペーニャ(Carpegna)
みどころ:イタリアの英雄、自転車レーサー・パンターニゆかりの地チッポ
所要時間:1時間(カルペーニャ山でハイキングをするなら、半日~1日)
アクセス:☆☆☆ 車がないと難しいです。
自転車好きなら一度は行ってみたいチッポ。カルペーニャ山からは、天気が良ければアドリア海まで見渡せます。
フロンティーノ(Frontino)
みどころ:「イタリアの最も美しい村」のひとつの静かな街並み
所要時間:1時間
アクセス:☆☆☆ 車がないと難しいです。
夏にはかかし祭りが開催されます!
サッソコルヴァーロ(Sassocorvaro)
みどころ:ユニークな形のウバルディネスカ要塞
所要時間:1時間
アクセス:★☆☆ ペーザロからバスで行くことができますが、できれば車がおすすめ。
ペンナビッリ(Pennabilli)
みどころ:サンタゴスティーノ教会にあるフレスコ画
所要時間:2時間
アクセス:★☆☆ リミニからバスを乗り継いで行くことができます。
アドリア海沿いの町
サンマリノ共和国の玄関口となるリミニや、アドリア海近郊のおすすめの町はこちらです!
リミニ(Rimini)
みどころ:ビーチ
所要時間:2~3時間(ビーチで過ごす場合は1日以上)
アクセス:★★★ 鉄道でボローニャからリミニ駅まで行くことができます。
リッチョーネ(Riccione)
みどころ:ビーチ
所要時間:2時間(ビーチで過ごす場合は1日以上)
アクセス:★★★ 鉄道駅あり。
グラダーラ(Gradara)
みどころ:グラダーラ城
所要時間:3時間
アクセス:★★☆ 電車でペーザロまたはカットーリカまで行き、そこからバスで行くことができます。
タヴッリア(Tavullia)
みどころ:バレンティーノ・ロッシのカフェやショップとモーターランチ
所要時間:2~3時間
アクセス:★★☆ 鉄道でカットーリカ駅まで行き、そこからバスを利用。
イタリアのヒーロー、世界的に人気のレーサー、バレンティーノ・ロッシの町です。バレンティーノ・ロッシのファンや、バイク好きにはたまらない町です。
おわりに
サンマリノとウルビーノ、その近郊の町をまとめました。
モンテフェルトロ地方の町はアクセスがよくないので、できれば車をレンタルするか、現地のガイドさんを利用するのがいいと思います。
どの町も魅力たっぷりなので、サンマリノ共和国やウルビーノを訪れる際に小さな町へも行ってみてください!