海外で生活していても食べたいのがお米。
炊きたての白いごはんは最高ですよね!
今回は、イタリアで手に入れることの出来るイタリア産の「日本米」をご紹介します。
イタリアには、ご存知「リゾット(risotto)」や夏によく食べられるお米のサラダ(insalata di riso)というお米料理があります。
お米を食べる習慣があるので、スーパーにもいろんな種類のお米が並んでいますが、やはり日本のお米とは違うので、普通に炊くと全然美味しくありません。
イタリアでお米を炊いて食べるなら、Originario(オリジナリオ)という種類のお米が日本米に近いということで、日本から持ってきた土鍋で炊いたのですが、パサパサしていて味も香りもなかったです。
イタリアのお米は、リゾットにするとおいしいのですが、日本の「白いごはん」には向いていないようです。
イタリアで「白いごはん」を食べるには、日本から持ってきたお米か、日本食材を扱う中華系のお店などで「日本米」「寿司米」という名で売られているお米を炊くのがおすすめです。
うれしいことに、最近では一般のスーパーでも「日本米」を置いているお店が増えてきて、手に入りやすくなってきました。
それでは、これまで食べてみたイタリア産の「日本米」を5種類、ご紹介します!
ゆめにしき
欧州産のこしひかり「ゆめにしき」、イタリアで作られているお米です。
ミラノに行ったときに、KATHAYというアジア食品を扱うスーパーで購入しました。
1キロ5ユーロと、他のイタリア産の「日本米」に比べるとお値段は高め。
今まで食べたイタリア産の「日本米」の中では、一番美味しかったです。うまみがあり、冷めても、冷凍ごはんにしても問題なし。
また、箱の中は500グラムの真空パックのお米が2袋入っています。お米500グラムは約3.3合ということで、少し中途半端ではありますが、3合ちょっとずつ炊きたい場合には1回分ずつ使えて便利です。
5キロ入りの袋もあり、重たいですが袋入りの方がコストパフォーマンスはいいです。たくさん食べる方は袋の方がいいですね。

お米さん
イタリアで比較的流通しているのがこちらの「お米さん」。
日本食材を扱うお店や中華系のお店で見かけることが多いです。
1キロ3.5ユーロくらいで販売されています。
ミラノのKATHAYや、ヴェネツィアのパスタ専門店「ジャコモ・リッツォ」にも置いてありました。
個人的には、「ゆめにしき」には劣るものの、イタリアで「白いごはん」として食べるには満足できると思います。
ちなみに、こちらの箱の中には、真空パックになったお米が1キロ入っています。
寿司米
日本食品を取り扱うお店で時々見かけるのが、こちら、その名も「寿司米」。
1キロ2~3ユーロくらい。
寿司米ということですが、白いごはんで食べてもOK。ただし、冷めてから食べるといまいちです。
お寿司にしたり、カレーライスやチャーハンにするには十分です。
TSURU
最近、一般的なスーパーで販売され始めたのが「TSURU」。
1キロ2.5ユーロくらいです。
今までご紹介した3点と違って、真空パックにもなっていないし、お値段も安いので若干不安でしたが、意外と美味しいです。
少しパサパサしていて、「ゆめにしき」や「お米さん」に比べると味は少し落ちるものの、問題ないレベル!
水分が少な目なので、チャーハンを作るには最適です!
わざわざ日本食材を扱うお店に行かなくても普通のスーパーにも置いてあるのでうれしいです。
イタこまち
最後にご紹介するのが「イタこまち」。「あきたこまち」とは関係なさそうです。
こちらも一般的なスーパーで売られています。
1キロ2.5ユーロくらい。
お米の粒が割れていたり、研ぐと壊れてしまったりします。
炊き立てでも、少しパサパサしていて、匂いが気になります。また、冷凍ごはんにすると味がかなり落ちます。
カレーライスや丼物にするには問題ないですが、「白いごはん」としてはいまいち。
手に入りやすいお米ですが、個人的には「TSURU」の方がおすすめです。
海外でご飯を炊く方法
海外でご飯を炊く方法はいくつかありますが、一番おすすめなのが炊飯器。
海外で使える炊飯器も種類が増えてきました。
わたしが使っているのは、象印のこちらのタイプ。
イタリア産の「日本米」も美味しく炊けます!
おわりに
イタリア産の「日本米」を5つご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今では、日本に帰った時に持ってきた日本産のお米がなくなったら、イタリア産の日本米を食べています。
海外にいてもお米が食べられるのはうれしいですよね。
イタリア産の「日本米」はヨーロッパ各国でも販売されているそうです。
日本産のお米のようなふっくら感やもちもち感、ほんのりとした甘味などはないですが、イタリア産の「日本米」をぜひ食べてみてください!