この記事では、日本で購入したiPhoneを海外で修理する方法をご紹介します。
海外在住者にとって、スマートフォンはなくてはならないアイテムです。
日本の家族や友人と連絡を取ったり日本のニュースを見たり、分からない言葉を調べたり、スマホがなければ暮らせないと言ってもいいほどです。
わたしはイタリアに住んでいますが、日本で購入したiPhoneを使用しています。
ところが、以前 iPhoneに不具合が出たことがあり、焦りました。
海外でiPhoneが壊れたら不安も100倍 ですよね。
まず、不安に思ったのが
日本で購入したiPhoneは海外のアップルストアで修理できるの?
ということ。
インターネットでいろいろ調べてみましたが、残念ながら参考になる情報が見つかりませんでした。
ただでさえ冷や汗ものなのに、もう顔面蒼白です。
幸い、なんとかピンチを脱出できたので、海外で同じ悩みを抱えている方のために情報共有したいと思います。
それでは、日本で購入した iPhoneを海外のアップルストアで修理する方法(イタリアのケース)をご紹介します。
海外のアップルストアのでiPhoneを点検
2017年の秋ごろの話です。
iPhoneの電池の寿命が近づいてきました。
充電を一日に何度もしないと使えない状態になり、iPhoneの「設定」>「バッテリー」を見たところ、「iPhoneのバッテリーの点検修理が必要になる可能性があります」というお知らせが表示されていました。
まずい!と思い、イタリアのアップルストアで点検してもらうことにしました。
イタリアのアップルストアの利用方法は日本とほとんど同じ。
予約から修理までの流れは以下の通りです。
海外のアップルストアの予約
イタリアのアップルストアも、日本のアップルストアと同じように予約は必要です。
直接持ち込んでも対応してもらえるかもしれませんが、当日の予約状況次第で何時間も待つことになる可能性も。
海外でも日本と同様、アップルストアのサイトから修理予約ができます。
イタリアでもアップルのサイトから予約ができるので最寄りの店舗、日時を選んで予約をしましょう。
イタリアのアップルストアの利用の流れ
受付担当者を探す
日本でアップルストアを利用した時、アップルストアに入ると受付担当のスタッフがいて、声をかけてくれました。
(何年も前の話なので今は様子が違うかもしれませんが)日本では、アップルストアに入って「誰に聞けばいいのか分からない」ということはありませんでした。
ところが、イタリアのアップルストアはかなり勝手が違いました。
受付担当のスタッフが入り口付近にいないのです。
近くのスタッフに「修理を予約したのですが」と伝えると、「iPadを持っているスタッフのところへ行ってください」と言われました。
受付担当者は iPad を持って店内をうろうろしていました。。。
その担当者のもとへ行き、名前と予約時間を伝えると「カウンターの辺りで待っていてください」と言われました。
担当者が来るのを待つ
カウンターには修理や相談を待っている人が何人かいます。
予約時間を過ぎても名前が呼ばれません。(こんなことはイタリアでは日常茶飯事です。)
30分ほど待って、ようやくスタッフに名前を呼ばれました。
自己紹介をして雑談をした後(こういうところがイタリアっぽいです。)、バッテリーの点検が必要と表示が出たことを伝えて、iPhoneを渡しました。
iOS診断をしてもらう
さっそくスタッフがiPadを使って iOS診断 を行ってくれました。
バッテリーの充電回数と消耗度 を説明してくれました。私のiPhoneは充電回数が異常に多く、バッテリーが消耗しているとのこと。
バッテリーの交換をすすめられました。
そこで、ある疑問が。。。
日本で購入したiPhoneなので、イタリアで修理してもらえるの?
日本で購入したiPhoneも海外のアップルストアで修理できる!
日本で購入したiPhoneの修理やバッテリー交換がイタリアでできるのか聞いてみました。
問題ないとのことです。
さすがアップル!どこの国でも同じサービスを受けられるのは安心ですね。
バッテリー交換の際の問題
イタリアでも、日本と同じで保証期間中やAppleCare+に加入していて保証対象の場合は、バッテリーは無料で交換ができます。
(ちなみに、イタリアで購入した iPhoneの保証期間は2年間。)
残念ながら保証対象外の場合は有償交換となります。
バッテリー交換費用はその時の為替レートにもよりますが、イタリアのアップルストアの方が日本のアップルストアと比べると若干割高で1万円ほど。
高いけど仕方ない。
「交換してください」とお願いしました。
ところが問題発生!!!
私のiPhoneにはディスプレイの隅に1センチほどの小さなヒビがありました。
画面上ではないので使用するにはまったく支障がないのですが、このヒビが問題で、
バッテリー交換をする前に、まずディスプレイを交換する必要があるというんです!
(ショックではっきり金額を覚えていないのですが)ディスプレイの交換費用を加えると修理費用は日本円で3万円以上になり、そこに1万円ほど追加した料金で、新品同様の端末との交換というオプションもあるとのことでした。
iPhoneの充電の注意点!
日本でもイタリアでもアップルストアのスタッフは専門知識を持っていて頼りになります。
修理するか新品同様の端末に交換するか決めかねていたところ、まだ使えないこともないので、ポータブルの充電器を携帯しながら使い続ければ?とアドバイスをしてくれました。
そして、充電方法についての注意点も教えてもらいました。
電池残量が20%になったときに充電するのがポイントだそうです。
それまで、充電切れで iPhoneが使えないと不安なので、残量が50%くらいになるたびに充電していましたが間違いだったようです。
アップルストア以外のお店でバッテリーを交換
結局、その場で修理するのか端末を交換するのか判断できず、少し冷静に考えてみることにしてアップルストアを後にしました。
ちょうど新機種が出たところだったので、日本に帰国した時に新機種を買ってもいいかなとも思いました。
修理費用同様、iPhone本体も日本の方が安いんです。
結局、後日アップルストア以外のお店でバッテリーの交換をしてもらいました。
ディスプレーを交換せずにバッテリーだけ交換してもらえました。
まとめ
日本で購入したiPhoneは、海外のアップルストアでも修理できます。
スマホが突然使えなくなると頭の中が真っ白になりますよね。
海外ではさらに不安になります。
でも、iPhone なら海外のアップルストアでも修理してもらえるので安心です!
iPhoneが壊れてしまったら、現地のアップルストアへ持ち込んで相談してみてはいかがでしょう?
ディスプレーを守るための強化ガラスフィルムは必須ですね!