イタリアの連休はポンテ(ponte)! 連休=橋!?

祝日 イタリアの文化・習慣
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日本は今年もゴールデンウィークがはじまりましたね。

イタリアには残念ながら日本のようにゴールデンウィークはありません。

しかし、イタリアにはこの時期、4月の終わりと5月のはじめに2つの祝日があり、この祝日を使った連休ができることがあるんです!

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ポンテ(ponte)で連休!

イタリアでは 土日と祝日にはさまれた平日をお休みにして連休にすることをポンテ(Ponte) といいます。

イタリアでは土日と祝日の間に平日がはさまれると、たいてい学校はお休みになり、企業も土日と祝日の間にはさまれた平日をお休みにして、連休にすることが多いです。

ポンテ(ponte)の作り方

2018年を例にご説明します。

イタリアでは5月1日が祝日。

2018年の5月1日は火曜日なので、4月30日の月曜日をお休みにして連休にすることをポンテといいます。

4月28日土曜日、29日日曜日、そして30日月曜日をポンテにすると、5月1日が祝日と、4連休になります。

連休を表すイタリア語

このように土日と祝日にはさまれた平日をお休みにして連休にすることを、

fare il ponte (ファーレ・イル・ポンテ)といいます。

ポンテ(ponte)とは、イタリア語で 橋 のことです。

たとえば、フィレンツェの有名な「ポンテ・ヴェッキオ(ponte vecchio)」は 「ヴェッキオ」ですね。

fare il ponte とは、「土日と祝日の橋渡しをする」という意味。分かりやすい表現ですね!

また、連休のこともポンテ(ponte)と呼びます。

振替休日はない

イタリアには日本のように振替休日はありません

祝日が日曜日にあると、ポンテにすることもできず、とても残念です。。。

日本で祝日が土曜日にあるときと同じ気分ですね。

イタリアの国民の休日(4月、5月)

それでは、4月、5月にあるイタリアの祝日(国民の休日)をご紹介します。

4月25日

Anniversario della liberazione d’Italia (イタリア解放記念日)

第二次世界大戦でドイツ軍に占領されていたイタリアの地域が解放された記念日。

1945年4月25日にミラノなど、イタリアの主要都市からドイツの支配下にあったファシスト勢力を追い出したことに由来します

いわゆる第2次世界大戦の終戦記念日です。

5月1日

Festa del lavoro (メーデー)

労働者の日。

日本では祝日ではありませんが、世界的にみると祝日になっている国が多いですね。

イタリアでもこの日は祝日になっています。

観光地のお店は開いていることが多いですが、スーパーなどは休業となることが多いので注意が必要です!

イタリアでゴールデンウィーク!?

イタリアの祝日は少ないですが、4月25日と5月1日の祝日を利用して長い連休を作る人もいます。

2018年の場合は、4月25日の祝日と5月1日の祝日の間の平日、26日(木)、27日(金)、30日(月)の3日休みを取れば、1週間の連休にしてゆっくりバカンスを楽しむこともできますね。

日本のゴールデンウィークみたいですね!

おわりに

日本のゴールデンウィークほどの長い連休ではありませんが、イタリアでも日本のゴールデンウィークと同じ時期に連休があることが多いです。

イタリアは祝日の数が少ないので、連休があるとちょっとしたバカンスを楽しみに旅行に出かける人がたくさんいます。

観光地は混雑し、高速道路は渋滞!とまるで日本のゴールデンウィークのようになることもあります。

ゴールデンウィークにイタリアへ旅行される場合は、観光スポットが普段より混雑しますし、レストランも予約が必要だったりするので、ご注意ください!

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