シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』の舞台として知られる、世界遺産の街ヴェローナ。
ヴェローナの街を1日観光した際に、ヴェローナ名物のお菓子(ドルチェ)も食べてみたい!とお土産に買ってきました。
今回、わたしがいくつかあるヴェローナの伝統菓子の中から選んだのは「ナダリン(Nadalin)」と「トルタ・ルッサ(Torta Russa)」。
「ナダリン」はなんと、イタリアのクリスマス菓子パンドーロの原型と言われているお菓子なんだそうです。(*諸説あるらしい)
ちょうどクリスマスシーズンだったので、街のお菓子屋さんのショーウインドウにはナダリンがたくさん並んでいました。
もうひとつは、トルタ・ルッサ。「ロシアのケーキ」という名前のお菓子です。
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クリスマスのお菓子パンドーロのルーツ!ナダリン(Nadalin)
ヴェローナのクリスマスの伝統菓子、ナダリン(Nadalin)。
8つの角を持った星形の型で焼かれた発酵菓子のナダリン、パンドーロのルーツと言われているそうです(諸説あり)。
パンドーロほど高さはなく、アーモンドと松の実が乗っているのが特徴です。
わたしが買ってきたナダリンの見た目はパンドーロというより、星型のパネトーネのような感じ。
街を歩いて見かけたナダリンには、パネトーネよりもさらに高さがないお店のものありました。
カットしてみると、生地の見た目は、パネトーネとパンドーロの間くらいといった感じ。
ふわふわでほんのり甘く、美味しい!
パンドーロよりナダリンの方が好きかも。
このナダリン、いままで見かけたこもなく、聞いたこともありませんでした。
わたしの周りのイタリア人数人に聞いてみたところ、ナダリンを知っている人はいませんでした。
ヴェローナ以外では入手できないのかな。残念。
ヴェローナの伝統菓子、トルタ・ルッサ(Torta Russa)
今回買ってきたもうひとつのヴェローナの伝統菓子はトルタ・ルッサ(Torta Russa)。
アーモンドとアマレッティの入った生地がパイ生地で包まれた焼き菓子です。
トルタ・ルッサは、直訳すると「ロシアのケーキ」という意味。
なぜロシアのケーキなんだろう?と調べてみたところ、ヴェローナの菓子職人が、ウシャンカというロシアの帽子を思わせる形のお菓子を作ったから、と言われているそうです。
クルーズ船で働いていたこの菓子職人、恋に落ちたロシア人女性を想ってトルタ・ルッサを作ったとか。
今ではヴェローナでよく食べられるお菓子だそうですよ。
750gのナダリンを買ったので、トルタ・ルッサは小さいサイズのものを。
サクサクのパイ生地に入ったアーモンド入りの生地はずっしり。
紅茶に合いそうな上品な味で美味しかったです!
ヴェローナの伝統菓子、ナダリンとトルタ・ルッサ
ヴェローナの伝統菓子のうち、ナダリン(Nadalin)とトルタ・ルッサ(Torta Russa)をお土産にしました。
クリスマスシーズンのお菓子屋さんには、ナダリンがたくさん並んでいました。
ナダリンだけでなく、クリスマスらしいデコレーションケーキもありましたが、やはり売れ筋はナダリンのようです。
イタリアのクリスマス菓子といえば、パネトーネやパンドーロですが、地方独自の伝統的なクリスマス菓子もあります。
クリスマスシーズンにヴェローナに行ったら、ナダリンをお土産にしてみては?