イタリア旅行の楽しみのひとつが食事!
「イタリアのレストランを楽しむためのコツ」をご紹介していきたいと思います。
イタリアを旅行するなら本場のイタリア料理を満喫したい!
でも、イタリアのレストランってマナーが厳しいんじゃないの?日本とは違うんじゃないの?何皿注文すればいいの?と疑問点もたくさんありますよね。
そこで、イタリアのレストランの概要や基本的なポイントを知っておけば、不安も少なくなると思います。
前回はイタリアのレストランのメニュー構成や注文方法をご紹介しました。
今回は、マナー編。
イタリアのレストランに行くにあたって、どんな服装で行けばいいのか、テーブルマナーは?などなど、気になる「イタリアのレストランを楽しむためのマナー」をご紹介します。
レストランへはどんな服で行けばいい?
前回の記事でご紹介したとおり、イタリアのレストランには、リストランテ(ristorante)、トラットリア(trattoria)、オステリア(osteria)など、種類がいくつかあります。
一般的に「リストランテ」は高級なお店、「トラットリア」は大衆的なお店、「オステリア」が居酒屋といった感じで分類されています。
当然、どんな服装がふさわしいのかというのも、お店のランクによって変わります。
ただ、イタリアはお隣の国フランスほどドレスコードが厳しくないので、それほど気にしなくても大丈夫です。
服装に気をつけたいのは超高級店のみ。あとは日本と同じ感覚で大丈夫です!
それでは、詳しく見ていきましょう。
ドレスコードのあるレストラン
イタリアの高級レストランには、ドレスコードがあるお店があります。
(日本でも高級レストランや高級ホテルのレストランなどでドレスコードがあるお店がありますね。)
そんなときは、そのお店のドレスコードに合うような服装で行きましょう。
実は、まだイタリアでドレスコードのある高級店に行ったことはありません。。。
ドレスコードがなくても高級レストランへ行くときは、男性はスーツ、女性はドレスやワンピースなど、少しフォーマルな服装で行くといいと思います。
その他のレストラン
ではドレスコードがない一般的なレストランへ行く場合は?
ちょっといいリストランテの場合、男性ならスーツまたはシャツ&ジャケット&パンツ、女性はドレスやワンピース(パンツスタイルでもOK)といった、きれい目な服装が無難。
普通のリストランテやトラットリアの場合、もう少しカジュアルにしても大丈夫。
オステリアやピッツェリアなどは、普段着で全然OKです。
と書いてみたものの、実はそれほど気にしなくても大丈夫。
逆に、ドレスアップしすぎると浮いてしまうこともあります。
お店の雰囲気によっても違いますが、日本で外食する時と同じ感覚で大丈夫です。
イタリア人はおしゃれ好き
ドレスコードがないお店でも、イタリアではゴージャスに着飾ったお客さんがちらほらいます。
(ピッツェリアやオステリアでも!)
その理由はイタリア人のおしゃれ好きにあります。
イタリアの人は、ディナーに行くときにはいったん家へ帰って着替えてから出かけます。
旅行中もいったんホテルに帰って、ディナー用の服装に着替えて出かけるのが普通。
ドレスコードうんぬんよりも、レストランで食事をするならおしゃれをして楽しみたい、というのがイタリア人。
特に年配の方には、気軽なトラットリアに行くときにもスーツやドレスを着ていく人が多いですね。
結局何を着て行けば?
結局のところ、イタリアでは、レストランに行くときに何を着て行けばいいという決まりはほとんどないです。
日本で外食する時と同じ感覚で大丈夫。
日本でも高級レストランではフォーマルな服装で行きますし、居酒屋には普段着で行きますよね。それと同じです。
そのお店で食事をするのに恥ずかしくない服装なら大丈夫です。
わたしも、ワンピースで行くときもあれば、シャツやセーターにジーンズのときもあります。
夏は暑いので、イタリア人でもラフな服装の人が多いですし、観光地では観光のついでにそのままの服装で食事しても問題ありません。
でも、雰囲気のいいレストランでディナーをするときは、少しおしゃれをすると気分も上がりますね★
イタリアへ行くときには、少しきれい目な服を一着持っていくのがおすすめです。
イタリアの特徴的なテーブルマナー
イタリアのテーブルマナーはフランスほど厳しくありません。
この記事では、一般的なテーブルマナーはさておき、イタリアに来た日本人に聞かれることが多いポイントをいくつかご紹介したいと思います。
パンはどこに置く?
イタリアのレストランでコペルトとして提供されるパン。
パンは手で一口ずつちぎって食べます。
ところが、よっぽどの高級店でない限りパンを置く取り皿はありません。
食べかけのパンはどこに置くかというと。。。
テーブルクロスに直接置きます。
そうです、イタリアの人たちは、家庭でもレストランでもテーブルにパンを置くんです。
「え?テーブルに直置き?」と思いますが、イタリアでは、テーブルクロスやマットが敷いてあるのでテーブルは清潔と考えられています。
ちょっと抵抗のある方は、お皿の隅に置いたりしてもいいですね。
パンでソースやスープにつけてもいい?
パスタやメイン料理の美味しいソースにパンをつけてもいいのか、気になりませんか?
イタリアでは、ソースやスープにパンをつけるのは当たり前。
よっぽどの高級店でなければ、マナー違反になりません。
イタリア人はソースやオイルなどをパンでふき取って食べるので、食べた後のお皿がきれい!
ソースもパンも美味しく食べられて、お皿もきれいになるなんて、一石二鳥ですね!?
パスタやスープは音を立てて食べない!
細かいマナーなんて気にせず、自由に好きなように食事を楽しむのがイタリア流。
そんなイタリアにも「これだけは厳禁!」というルールがあります。
日本人がイタリアのレストランで気をつけなければいけないのが、パスタやスープの食べ方。
パスタを食べるとき、スープを食べるとき、温かい飲み物を飲むときに音を立てるのは厳禁なのです!
日本ではうどんやラーメンなど、麺類をすすって食べる文化がありますが、イタリアでは考えれないほほどのマナー違反です。
スパゲッティなどのロングパスタはフォークでくるくる巻いて一口で食べましょう。
チップは?
日本人が海外旅行をするときに悩むのがチップですよね。
イタリアではチップは義務ではありません。
イタリアのレストランでは、コペルトとよばれるいわゆる席料が支払代金に加算され、チップの代わりのようなものになっています。
高級レストランでも、サービス料が支払額に含まれている(伝票にServizio inclusoと記載)ので、別途チップを支払う義務はありません。
もちろん、お店のサービスが良かったりしてチップを払いたい気分のときは払っても問題ありませんよ。
おわりに
イタリアのレストランの楽しみ方、マナー編をご紹介しました。
イタリアのレストランに行くときの服装については、ガイドブックや旅行サイトなんかを見るといろいろ書いてありますが、日本と同じような考え方で大丈夫です。
わたしも、Tシャツ、ジーンズに歩きやすいスニーカーで食事に行くこともありますが、嫌な顔をされたことはありません。(もちろん、高級店には行きませんが。)
服装よりも大事なのは、笑顔★
気軽に楽しく美味しいイタリア料理を楽しんでくださいね!