夏の花といえば「ひまわり」を思い浮かべる方が多いと思います。
イタリアにもひまわりがあり、特にトスカーナ地方のひまわり畑が有名です。あの世界遺産オルチャ渓谷も黄色いひまわりで染まり、とても綺麗です。
でも、イタリアでひまわりが楽しめるのはトスカーナだけではありません。
イタリア北東部のフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州(Friuli Venezia Giulia)も、美しいひまわり畑で有名なんですよ。
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のひまわり畑
プロシュートの名産地、サン・ダニエーレ(San Daniele)からウーディネ(Udine)へ車で向かっていると、ところどころ黄色に染まっている畑がありました。
よく見てみると、黄色の正体はひまわり!
北イタリアにひまわり畑があるとは知りませんでしたが、実はフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州では、ひまわりの栽培が盛んなんだそうです。
一面に広がるひまわり畑の近くに行ってみると、背の高いひまわりが満開でした。
みんな同じ方向を向いて咲いているひまわりは見事です!
オルチャ渓谷のひまわり畑に負けないほど美しいですよ。
イタリアのひまわりの季節は?
日本では、ひまわりと言えば、夏の花。7月から8月に咲く花のイメージが強く、こどもの夏休みの日記に登場することも多いですよね。
ところが、イタリアではひまわりの最盛期は6月下旬から7月。
ちょうど今の時期が満開なんです。
満開の黄色いひまわりを見るとなぜか元気が出ませんか?
イタリアで8月にひまわりを見に行っても、もう萎れていることがほとんどなので、ご注意ください!
映画「ひまわり」もぜひ見てみよう!
1970年に公開された「ひまわり」(原題:I Girasoli )は、マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンというイタリアの2大スターが主演の名作です。古い作品ですが、日本でもとても人気があります。
戦争によって切り離された男女の悲しい物語ですが、映画のタイトルになっていることからも分かりますが、一面に広がるひまわり畑のシーンはとても印象的です。
ひまわり畑のシーンの舞台はイタリアではないですが、一面に広がるひまわり畑を見たら、映画のシーンを思い出してしまいました。
おわりに
イタリアでひまわり畑を見たければ6月下旬から7月がおすすめ。
トスカーナ地方だけでなく、他の地方でも美しいひまわり畑を見ることができるかもしれません!
イタリア映画の不朽の名作「ひまわり(I Girasoli)」 もぜひご覧になってみてください!