イタリア北東部のスロベニアとの国境にほど近くの港町、トリエステ。
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の州都でもあります。
トリエステは、かつてオーストリア=ハンガリー帝国に統治されていたこともあり、独特の雰囲気をもつ美しい街。
また、トリエステといえば、カフェ文化の街。
有名なイタリアのコーヒーメーカー、イリー(illy)の本社があることでも知られています。
そんなトリエステの旧市街を一日観光した際に、イタリア統一広場に面した老舗カフェ、Caffè degli Specchi でカフェを楽しんできました。
その他、おやつタイムに訪れた旧市街の老舗パスティッチェリア、海を見ながら食事やカフェが楽しめるトリエステのEatalyも合わせてご紹介します。
トリエステの老舗カフェCaffè degli Specchi
イタリア統一広場に面した老舗カフェ、Caffè degli Specchi(カフェ・デッリ・スペッキ)。
1839年創業のこのカフェは、トリエステにいくつかある老舗カフェのひとつです。
入り口にはもちろん「LOCALE STORICO」の看板がありました!
広場に面したテラス席が人気ですが、店内に入ると老舗!と実感します。
店内に入って左側に広がるテーブル席は、優雅な雰囲気。
ですが、お天気のいい日はやはりテラス席の方が人気。
この日は、中途半端な時間帯ということもあり、テーブル席はガラガラでした。
店内入って右側には、バンコと言われるカウンター。
以前テラス席でアペリティーボをしたこともありますが、今回はトイレ休憩を兼ねてお邪魔したので、バンコでカフェを注文。
カフェ(エスプレッソ)を頼むと、ホットチョコレートもついてきました。
これで1ユーロ(バンコ価格)。
老舗カフェなのに、他の街のバールのカフェより安い!
ちなみに、トリエステでは、カフェ(エスプレッソ)のことを「ネロ(Nero)」と呼ぶそうです。
バンコの反対側には美味しそうなドルチェが並んでいました。
トリエステの老舗パスティッチェリア Pasticceria La Bomboniera
トリエステで美味しいお菓子が食べたいならここ!と教えてもらった老舗店、Pasticceria La Bomboniera(パスティッチェリア・ラ・ボンボニエーラ)。
旧市街のサンタントニオ・ヌオーヴォ教会のすぐ近くにあります。
こちらは1936年創業。
入り口にはもちろん「LOCALE STORICO」の看板があります。
オーストリア・ハンガリー帝国時代から続く伝統的なお菓子屋さんということで、店内は気品あふれる雰囲気。
お店は小さいですが、ガラスケースに美味しそうなお菓子がたくさん並んでいます。
イタリアの朝ごはんの定番、ブリオッシュも種類豊富。
ケーキ類もたくさん!どれも美味しそう!
おいしそうなケーキが多すぎてどれにしようか迷った結果、ロールケーキを頼みました。
このお店でも、カプチーノやカフェには、ホットチョコレートがついてきます。
先ほどのカフェとオーナーが同じらしいです。
今回はテーブル席でいただきましたが、ここでも、バンコ(カウンター)で飲めば、カフェ(エスプレッソ)は1ユーロ。
こんな歴史ある素敵なお店でカフェが1ユーロなんて信じられません!
トリエステのEataly 海が見えるバール&レストラン
イタリア統一広場から海沿いに少し歩いたところにEatalyがあります。
日本でもおなじみですよね。
イタリア全土のワインや、イタリア食品がそろう、お土産探しにももってこいのお店です。
このEataly、おすすめはカフェテリア&バールとレストラン。
バールのカフェはもちろん、illy。
ワインやカクテルも豊富です。
ここは、なんといっても、景色が最高!
海を見ながらカフェやアペリティーボを楽しめます。
レストランも同様に景色が最高でした!
またトリエステに行く機会があれば、海を見ながらランチかアペリティーボを楽しみたいなあ、なんて思いながら帰ってきました。
カフェの街、トリエステ !
コーヒーはあまり好きではないのですが、カフェの街、トリエステに行ったら必ず老舗カフェでエスプレッソ(ネロ)を1杯飲みます。
今回ご紹介したお店以外にも、旧市街には老舗のカフェがいくつかあります。
コーヒー好きの方はカフェ巡りをしてみるのも楽しいかも。
イタリアにいながら、異文化の香りを感じることのできるトリエステ。
旧市街の名所めぐり、名物レストランでのランチ、カフェまで楽しんで大満足の一日でした。
*参考記事↓