イタリア・トスカーナ州のワインの産地「キャンティ地方」へ行ってきました。
イタリアの有名ワインのひとつ、キャンティ。
そんなキャンティの産地にある5つの小さな町を回ってきました。
ぶどう畑が広がるトスカーナの丘陵地帯を眺めながら訪れた町では、古き良き中世の町並みや、美味しいワインや地元のグルメを満喫してきました。
トスカーナのキャンティ地方は、ただのワインの産地ではなく、素敵な景色を感じながらゆっくりと流れる時間を楽しむ贅沢な体験ができる素敵な場所でした。
ワイン好きの方はもちろん、イタリアでイタリアらしい時間を過ごしたい方におすすめ！
それではキャンティ地方で訪れた5つの町を見ていきましょう。
1. グレーヴェ・イン・キャンティ（Greve in Chianti）
まず訪れたのは、ヴレーヴェ・イン・キャンティ。
キャンティの玄関口、美食と歴史が交差する町です。
フィレンツェから車で1時間ほどのこの町は、キャンティ地方を巡る旅のスタート地点にぴったり。
街の中心にある三角形の「マッテオッティ広場」には、カフェやワイン専門店などが並び、イタリアらしい雰囲気を味わえます。
この町の目玉は、精肉店「Antica Macelleria Falorni」。
店内に並ぶサラミや生ハム、チーズを見学した後は、生ハム盛り合わせを注文し、キャンティと一緒にいただきました！
ヴレーヴェ・イン・キャンティのチェントロを散策した後は、郊外にある「イタリアの最も美しい村」に登録されている（Castello di Montefioralle）へも足を延ばしました。
カステッロ・ディ・モンテフィオッラーレは、石畳の道や歴史を感じさせる古い建物がとても美しく、落ち着いた雰囲気。
周囲には、ぶどう畑や丘陵地帯、まさにトスカーナの絶景が広がります。
古く美しい町並みと絶景が楽しめる素敵な場所でした。
グレーヴェ・イン・キャンティに行ったらぜひ立ち寄ってみてください。
2. パンツァーノ・イン・キャンティ（Panzano in Chianti）
小高い丘の上にあるこの小さな町は、ビステッカの聖地として知られています。
この町には、世界的に有名な肉職人「ダリオ・チェッキーニ（Dario Cecchini）」のレストランと、精肉店「Antica Macelleria Cecchini」があります。
レストラン「オッフィチーナ・デッラ・ビステッカ（Officina della Bistecca）」では、トスカーナ名物「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」を豪快に楽しめると大人気。
今回はグレーヴェ・イン・キャンティでランチをした後に行ったので、こちらで食事はしませんでした、次回行ってみたいと思います。
チェントロから少し離れたところにある絶景スポットからは町を一望できます。
また、ここには、ダリオ・チェッキーニのフードトラックがありました。
お肉で有名なこの町ですが、小高い丘にあるこの街から見渡すキャンティの風景は、絶景！
まさにトスカーナらしい夢のような眺めが楽しめました。
3. カステッリーナ・イン・キャンティ（Castellina in Chianti）
続いては、丘の上にあるカステッリーナ・イン・キャンティ。
何世紀も昔に建てられた教会、石畳の屋根付きのヴォルテ通り（Via delle Volte）、紀元前のエトルリア人が築いた墓地「モンテカルヴァリオの古墳」など、見どころが多い町。
こんな大きなワインの樽もありました。
素敵な景色を眺め、お土産屋さんやワインショップに寄りながら歴史を感じながら街歩きを楽しみました。
4. ラッダ・イン・キャンティ（Radda in Chianti）
丘の上に佇むラッダは、中世の空気がそのまま残る、石畳の静かな町。
旧市街を囲む城壁の門をくぐれば、まるで時が止まったような風景が広がります。
街の中心には市庁舎（Palazzo del Podestà）があり、周辺の小さなワインバーで地元の人たちがワイングラスを片手におしゃべり。
中世から続く石造りの通りには、素敵なワインバーがありました。
とても素敵な店内でキャンティ・クラシコをいただきました。
ゆったり歩いて、周囲に広がるぶどう畑を眺め、キャンティを一杯。
とても素敵な時間を過ごすことができました。
5. ガイオーレ・イン・キャンティ（Gaiole in Chianti）
最後に訪れたのはガイオーレ・イン・キャンティ。
ガイオーレのチェントロはちょっとさびれた雰囲気でした。
(もちろん、趣のある建物もありました。)
到着した時間が遅く、かけ足での散策となってしまったので、またゆっくり歩いてみたいです。
キャンティ地方の５つの町で絶景とグルメを味わう旅
キャンティ地方の魅力は、ワインだけではありませんでした。
ワインはもちろん、絶景、街並み、歴史、グルメ、そしてゆっくりと流れるイタリアらしい雰囲気を感じることができました。
今回訪れた５つの町は、どこも小さいですが、それぞれの個性があって素敵でした。
唯一の心残りはダリオ・チェッキーニのお肉を食べることができなかったこと。
またキャンティ地方へ行って、ぜひリベンジしたいと思います！
キャンティ地方を回るには？
キャンティ地方は、アクセスが良くないので、車で回るのが一番効率的。
レンタカーやプライベートドライバーを手配すれば、これぞトスカーナ！という丘陵地帯やぶどう畑の絶景を楽しみながら自由に移動することができます。
ただ、レンタカーの場合はワインが飲めない、プライベートドライバーはコストがかかるとデメリットも。
フィレンツェ発着のオプショナルツアーを利用してワイナリー巡りをするのもひとつの案ですね。
ぜひご自身にあったスタイルの旅を探してみてください。
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