イタリアの東海岸、アドリア海に面した街 リッチョーネ(Riccione)。
イタリアでも有数のビーチリゾートで、夏になるとイタリアだけでなくヨーロッパ中からたくさんの人が集まります。
2017年には、Thegiornalisti(ザジョルナリスティ)というバンドが、リッチョーネの夏をイメージした曲、その名も “Riccione” を発売して大ヒットしました。
そんなリッチョーネで食べてみたいのが、名物料理のピアディーナ。
今では、ピアディーナはイタリア中で食べられていますが、やはり本場の味は違います。
それでは、リッチョーネ名物の「ピアディーナ」、そしてリッチョーネの街をご紹介します!
リッチョーネNo.1「ピアディーナ」
ピアディーナ(Piadina)とは、リッチョーネの位置するロマーニャ地方の名物料理で、薄いパン生地にチーズや生ハムなどを挟んで食べるファーストフード。生地はタコスのトルティーヤに似ています。
*ピアディーナの大きいものをピアーダ(Piada)と呼びますが、一般的にピアディーナと呼ばれることが多いので本記事ではどちらもピアディーナとします。
リッチョーネに行ったらぜひ食べたい!
リッチョーネNo.1のピアディーナ屋さんをご紹介します。
La Piada Di Kino(ラ・ピアーダ・ディ・キノ)
リッチョーネのメインストリート、ダンテ通り(Viale Dante)沿いにある写真屋さんに併設された小さなお店。教会(Chiesa Gesù Redentore)の向かいにあります。
住所:Viale Dante, 255, 47838 Riccione RN
ダンテ通りの中心にある運河からは徒歩10分ほどのところにあります。
こちらのお店は、なんと、トリップアドバイザーでリッチョーネのグルメNo.1にランキングされています!(2018年夏現在)
気になるメニューはこちら。
たくさんあるメニューの中から好みの具を選びます。デザート用の甘いピアディーナもありますよ。
店内のカウンターで注文すると、カウンターの奥の鉄板で生地を焼いてピアディーナを作ってくれます。テーブルはお店の外にあります。
それでは、2種類のピアディーナをご紹介します!
写真の下のピアディーナが、crudo di Parma, squacquerone, ruccola(パルマ産生ハム、スクアクエローネというこの地方名産のフレッシュチーズ、ルッコラ)。
「プロシュート+スクアクエローネ+ルッコラ」はピアディーナの定番なので、まずはこの組み合わせを選ぶのがおすすめです!
そして、もう一つは、写真の上のピアディーナ。burrata, capperi, olive taggiasche, zucchine, melanzane grigliate(ブッラータという水牛のモッツァレラチーズ、ケッパー、オリーブ・タジャスケ、ズッキーニとナスのグリル)。
こちらのお店の自慢は材料にこだわった生地。かなりボリュームがあり、一つでおなかがいっぱいになりますが、胃もたれしないと評判です。
実際に食べてみたところ、スーパーで売っているピアディーナやほかのお店のピアディーナとは比べ物にならないほどの美味しさでした!
ピアディーナと合わせて、地ビールを一緒にいただきました。12ユーロと少し値段が高いですが香りが良く、さわやかなお味で美味しかったです。
リッチョーネの街歩き
リッチョーネ(Riccione)はイタリア有数のビーチリゾート。エミリア・ロマーニャ州、リミニ県にある小さな町で、リミニの南10キロほどに位置します。
夏の間、ビーチには所狭しと数々のパラソルが並びます。イタリアのビーチってどこもこんな感じで、パラソルをレンタルしてのんびり過ごすのがイタリア流なんです。
ビーチから少し離れた町の中心に流れる運河もとても素敵。
運河とメインストリートの交差する小さな広場には、こんなオブジェが並んでいていて、記念撮影に人気です。
メインストリートにはショップやレストランがたくさん並んでいるので、街歩きも楽しいです。
リッチョーネへの行き方
リッチョーネはビーチリゾートにしては電車でのアクセスが良いのでおすすめです。
ボローニャから電車で1時間20分
リミニから電車で10分
*リッチョーネの鉄道駅からビーチへは徒歩10分ほどです。
おわりに
イタリアの人気ビーチリゾート、リッチョーネとリッチョーネのおすすめピアディーナ屋さんをご紹介しました。
リッチョーネでイタリア人のようにビーチでのんびり夏休みを過ごしてみてみるのもいいかもしれません。
ビーチでのんびりしなくても、近郊の街を訪れることがあれば、リッチョーネに立ち寄ってピアディーナを食べてみてはいかがでしょう?