今回は、イタリア、ローマ観光中に注意したいポイントをご紹介します。
イタリアの首都ローマ。
現在も多くの歴史的遺産が残るこの美しい街には、世界中から多くの観光客が訪れます。
ローマには、世界遺産や映画のシーンで有名になった場所など、見どころがたっぷり!
そんなローマでは観光を思う存分楽しみたいところですが、ローマでは観光客を狙った軽犯罪が多いのも事実。
また、人気観光スポットへの入場の際に行列を回避するためのツアーの勧誘の様子をあわせてご紹介します。
スリに注意!
地下鉄や観光客が多く集まるスペイン広場、トレヴィの泉などの観光スポットでは特に注意が必要です。
写真撮影に集中しているすきにスリの被害にあうことも多いようです。
以前あるテレビ番組で、ローマでスリをしているジプシーの少女のインタビューを見ましたが、1日ですごい額を稼ぐと言っていました。
特に観光客はターゲットになりやすいので、気をつけたいところです。
ミサンガ売りに注意!
スペイン広場やコロッセオなどの観光地でなれなれしく話しかけてきて、すばやくミサンガを手首に結び付ける人(アフリカ系が多い)がいます。
イタリア人の友達も引っかかったことがあるそうで、その時の手口を教えてもらいました。
「どこから来たの?」と話しかけてきたので相手をしたら「これあげるよ」と言いながらミサンガを結び始めたそうです。
「いらない、お金払わないよ」と言ったところ、「いいよ、もう友達だからプレゼントする」と付けられてしまいました。そこでお金を要求されなかったので、本当にプレゼントしてくれるのかなあ、と思いながらしばらくおしゃべりしたそうです。
ところが、「じゃあ」と別れの挨拶をしたところ、お金を要求し始めたんだそうです。しつこいのでポケットにあったコイン(1ユーロ)を渡して、もう小銭ないからと振り切ったらしいです。
観光客でないイタリア人でもカモにされちゃうことがあるんです。
目を合わせず、完全に無視するのが一番!
日本語で話しかけてくるケースもあるようなので、注意してください。
ローマだけでなく、ヨーロッパの観光地ではよく見る光景ですが、見知らぬ人が近寄ってきたら無視しましょう。
観光スポットでの写真撮影:カメラマンに注意!
観光地ならではの詐欺の手口です。
まずは、トレヴィの泉で実際に目撃した様子をご紹介したいと思います。
トレヴィの泉の前に座って写真撮影をしていた欧米人カップルに、カメラを持った外国人が近寄って行き話しかけた後で写真を撮りました。
写真を撮った後、もめています。どうやらお金を請求している様子。仕方なく彼女が小銭を渡しましたが、カメラマンは「これじゃあ足りない」と言っているようでした。
彼女も、バッグの中をみながら「お金ない」と何度も首を横に振って応戦。
5分ほどの押し問答のあと、カメラマンはカップルに写真を渡して立ち去って行きました。
ちょうど真上の段にいたので、一部始終を目撃しました。ミサンガと同じ手口ですね。
このようなカメラマンじゃなくても、観光スポットで写真を撮っていると「シャッター押してあげようか?」と近寄ってきて、写真を撮った後でお金を請求するというパターンもあるそうです。
親切な人だと油断しないようにしたいです。
また、観光スポットで古代風の衣装を着て一緒に写真を撮らない?と言ってくる人は、写真を撮った後、高額請求してくるそうなので注意が必要です。
他にも様々なパターンがあるようなので、親切そうに近寄ってくる人はくれぐれも気をつけてください。
行列をスキップできるツアー!
こちらは犯罪ではないですが、今回ローマで見た新しいビジネスをご紹介したいと思います。
コロッセオやサン・ピエトロ大聖堂で見かけたのが、客引き。ものすごい数の客引きがいてびっくりしました。
コロッセオの前の様子ですが、青いベストを着て名札を首にかけた客引きがたくさんいます。おそろいのベストを着て、「行列をスキップして入場できるよ」と勧誘しています。
国旗のマークで話せる言語が分かるようになっていますが、日本語が話せる人は見かけませんでした。
どうやら、Skip the Line というツアーで、旅行業者が行っているサービスのようです。
料金は通常のチケットに比べてかなり高額。
ローマの観光スポットは事前に予約できるところが多いので、予約してから行くことをおすすめします。
おわりに
ローマのスリやミサンガ売りなどの手口をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
残念ながらローマでは観光客をターゲットにしたスリや詐欺などの軽犯罪が多いようです。
イタリアにはフレンドリー人が多いですが、観光地でなれなれしく話しかけてくる人には要注意です。
見どころいっぱいの観光地ローマですが、スリなどの被害にあわないよう気をつけて楽しく過ごしてくださいね。