イタリアで発熱!インフルエンザなの?それともただの風邪?

インフルエンザ イタリア生活

イタリアでは季節外れの暖かい日が続いた今年の2月の後半。

昼間、太陽が出ている時間帯は半袖で歩く人もいるほどの暖かさですが、朝晩はまだけっこう寒いです。

また、20度越えの日があったと思えば、ぐっと気温が下がる日があったりして、寒暖差に体がついていかず、まわりでも体調を崩す人が続出しています。

今冬、日本ではインフルエンザが猛威を振るったそうですが、イタリアではどうだったのでしょうか?

今回はイタリアのインフルエンザ事情をご紹介します。

イタリア式インフルエンザの定義とは?

ご存知の通り、イタリアは北半球に位置するので、日本と同じように冬の寒い時期にインフルエンザ(?)が流行ります。

インフルエンザ(?)とクエスチョンマークを付けたのは意味があって、イタリア人的にはインフルエンザなんでしょうが、日本人の私からすると「本当にインフルエンザなの?」と思うからです。

じゃじゃ
じゃじゃ

そうそう、本当にインフルエンザなのか分からないんだよね。

イタリアでは風邪が流行ると、「Aさんがインフルエンザで寝込んでいる」、「Bさんがインフルエンザで会社を休んでいる」、「Cちゃんがインフルエンザで学校を休んでいる」、と誰もがインフルエンザにかかっているという話を耳にします。

「インフルエンザが流行っているから気をつけなきゃ」という話題にはなるものの、「今年は何型が流行ってるの?」と聞くと、誰も答えてくれません。

それもそのはず、イタリアのインフルエンザの定義は日本のインフルエンザの定義とは少し違うようなのです。

正確な定義は分からないのですが、どうやらイタリアでは「発熱を伴った風邪」や「流行しているときにひいた風邪」に、「インフルエンザ」という言葉が使われることが多いのです。

イタリアではインフルエンザの検査はしない?

日本ではインフルエンザが流行する時期に熱を出したりして病院に行くと、まずインフルエンザの検査をしますよね。

ここで使われるのが、ご存知の通り、鼻の奥に綿棒のようなものを入れて粘膜をこすり、しばらくすると結果が出るインフルエンザの検査キットです。

検査を受けるタイミングによっては反応が出ないケースもあるようですが、インフルエンザかどうか、しかも、何型かまで分かりますよね。

一方、イタリアではどうかというと、日本のような検査キットを使ってインフルエンザの検査をしたという話は聞いたことがありません。

じゃじゃ
じゃじゃ

検査しないのにインフルエンザなのか分かるの?

イタリアではインフルエンザの検査をしないので、日本でいうインフルエンザなのか、ただの風邪なのか、それとも知恵熱なのか、分からずに「インフルエンザ」と言うことが多い気がします。

つまり、イタリアでは、熱が出るとインフルエンザと呼ぶことが多いのです。

イタリアのインフルエンザの薬は?

イタリアでは、インフルエンザの検査をしないので、いわゆる日本でいうインフルエンザなのかどうなのか分からないまま、とりあえず解熱剤を服用する人が多いです。

イタリア人が熱が出たときに服用する薬といえばタキピリーナ(Tachipirina)。どこの家庭にも常備してあるイタリアでは超ポピュラーな解熱・鎮痛剤です。

じゃじゃ
じゃじゃ

イタリア人いわく、タキピリーナは万能薬らしいね。

タキピリーナは、イタリアでは熱が出たときだけでなく、頭痛があるときにも使われる定番の薬。

タキピリーナは、お医者さんに処方箋を書いてもらわなくても、FARMACIA(ファルマチーア)という薬局で購入することができ、錠剤や水に溶けるタイプ、シロップなどいろんな形態があります。(身近では水に溶かして飲むタイプのタキピリーナを使っている人が多いです。)

じゃじゃ
じゃじゃ

でも、もしインフルエンザだったら解熱剤飲まない方がいいんじゃない?

日本ではインフルエンザの疑いがある場合、解熱剤は服用しない方がいいと言われますが、イタリアでは「熱が出たら解熱剤のタキピリーナ」です。

というわけで、イタリアでは(というか私のまわりでは)、タミフル・リレンザ・イナビルといった抗インフルエンザ薬(ゾフルーザという新薬も出たそうですね)の名前を聞いたことはありません。イタリアでも抗インフルエンザ薬が使われているのかもしれませんが、一般的ではないようです。

症状がひどくなったら病院に行きますが、インフルエンザなのか風邪なのか分からないまま、タキピリーナを飲みながら回復を待つのがイタリア流。

イタリアで「本物の」インフルエンザにかかって、症状がなかなか改善せずに長引く人がいるのはそのせいかもしれません。

インフルエンザでもマスクはしない

イタリア人は風邪をひいても花粉症でもマスクをしません。

なので、インフルエンザにかかっている人もマスクをせずに過ごします。

ちょっと体調が悪かったり、熱っぽいくらいでは会社や学校に行くので、まわりへの感染力は半端ないです。

じゃじゃ
じゃじゃ

マスクしてよー。

イタリアでもマスクが少しでも浸透すればいいのにな、と思う今日この頃です。

ちなみに、イタリアでも日本ではマスクをしている人が多いことはけっこう知られています。でも、マスクが風邪予防や花粉対策だということはあまり知られておらず、「日本は空気が汚い」と思い込んでいるイタリア人が多いのです。

おわりに

イタリアのインフルエンザ事情をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

イタリアではインフルエンザの検査をしないことを知ったときにはびっくりしました。

インフルエンザの検査や薬が一般的でないイタリアでインフルエンザにかかってしまったら?と想像するだけで怖いです。

インフルエンザや風邪をひかないように過ごしたいと思います。